気になる「ちくわパン」の味わいは?
![パンにちくわが包まれた「ちくわパン」の姿](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2021/03/20210320-chikuwapan04.jpg)
まず知りたいのは、ちくわパンの中身です。サイドからみると、ちくわの先だけが見えています。なんと表現したらいいのか、映画「スターウォーズ」で、カーボン冷凍されたハン・ソロ的な雰囲気もあり、やや哀れにも感じるその姿。
そして、半分に切ってみると、可哀想に、ちくわはパンに抑え込まれ、縮こまっているようにすら見えるのです。
![ちくわパンを半分にカットした状態](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2021/03/20210320-chikuwapan05.jpg)
では味はどうなのでしょうか。ひと口かじってみると、これがものすごく意外でした。
ソフトなパンの中に押し込められたちくわですが、その弾力は健在。むしろパンに負けじとプリッと感を主張させているのです。噛むほどに食感の面白さがはっきりと伝わってきます。音にすると、ムギュムギュ、プリプリッ!
そして、ちくわの中からツナ&マヨがじわりと出てきて、ちくわとツナマヨ、パンが一体となっていきます。うーん、半信半疑で食べてみた結果、これは美味しい!
単にパンの中にツナマヨが入っているだけのものよりずっと美味しく感じるのです。おそらく、ちくわが間に入ることによって、絶妙な弾力と旨みが生まれると同時に、噛む回数も増えて、にじみ出てくる味わいを舌が感じやすいのかもしれません。
![ちくわパンをかじるとわかる、その食感の妙!](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2021/03/20210320-chikuwapan06.jpg)
というわけで、改めてちくわの実力に感心しきり。そしてこれを考案した札幌のパン屋さんにも感謝したいくらい美味しいです。というわけで、ファミマの「ちくわパン」は優秀です。ぜひ食べてみてください。筆者は今、これにかなりハマっています。
(撮影・文◎土原亜子)