元旦の朝から始まるご馳走の危険なカロリー

元旦の朝。新年の挨拶と共にお屠蘇から始まると思います。このお屠蘇(日本酒)1杯(45ml)は約48kcalです。挨拶代わりなので、1杯でやめておけばこのカロリーで済みますが、呑兵衛はそうはいきません。1合(約200 kcal)、2合(約400kcal)と止まりません、飲み過ぎにはやはり注意です。

そしてメインのおせち料理。「一の重」に入っている代表的な料理。黒豆、数の子、伊達巻、栗きんとん、昆布巻きなどなど。糖分たっぷりのカロリー高めのものばかりです。みなさんがだいたい食べる量で紹介すると……
・黒豆煮 小鉢1杯(60g)145kcal
・栗きんとん 100g 166kcal
・伊達巻2個 114 kcal
・昆布巻き2個70kcal
・かまぼこ4切 54kcal
・数の子1本 8kcal
お酒のアテにちょうどいい料理ばかりなのでついつい箸が伸びますが、「一の重」の食べ過ぎは注意が必要です。

続いて「二の重」には、紅白なます、菊花かぶ、酢れんこん、酢だこ、鯛や海老の焼き物、ローストビーフなどの肉料理が入っています。ここはわりと、低カロリーな酢の物と、たんぱく質豊富な肉・魚料理が多いので栄養価は豊富です。それでも1人分程度に抑えておくのが良さそうです。
・なます 小皿(65g)20kcal
・酢だこ 小皿(300g)200kcal
・鯛の塩焼き 1/4切れ 110kcal
・海老のマヨネーズ焼き1尾 300kal
・海老の塩焼き2尾 40kcal
・ローストビーフ(1人前40g)76kcal

最後に「三の重」。根菜や野菜などの煮物です。野菜はヘルシーではありますが、煮物という手法なのでどうしても砂糖やみりんが多用されているのが特徴。いろいろな種類の野菜が入っていますが、いわゆる「筑前煮」とほぼ一緒。
・筑前煮 中皿(200g)約240kcal
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というわけで、お酒を飲みながらおせち料理のお重を一から三まで1人分ずつ味わうと、おおよそ1500kcal超を摂ることになります。ここにお雑煮&お餅を加えるとあっという間に2000kcal。
ご存知のように成人の基礎代謝量(最低限のエネルギー消費量)の平均は、男性で約1500kcal、女性で約1100 kcalです。ここに最低限の生活活動消費カロリーをプラスしても2000kcalいくかどうかといったところ。つまりお正月料理を食べ過ぎて動かないと、余分に摂取したエネルギーはすべて脂肪になるわけです。
当たり前のことではありますが、正月料理を食べたら、その日のうちに歩いたり、走ったり、とにかく体を動かす。これが太らない秘訣です。
(文◎土原亜子)