本格的すぎる「インドカレーパン」の店『Spicier (スパイシア) 』の魅力とは?

揚げたてインドカレーパン

「もちもち4種オールイン」1730円
「もちもち4種オールイン」1730円

 同店でぜひ食べてもらいたいのが、店主の菅原さん渾身のインドカレーパンが、全種類楽しめる「オールインセット」。菅原さんは、学生時代から世界各国を旅しているうちに、スパイスの力の凄さを感じてハマるようになったそうです。その後15年ほど会社員をされていましたが、心も身体も健やかになるスパイスを活かしたお店を出すことを決意し、会社員を辞めて手軽に味わえるカレーパンを提供するこのお店を開いたそうです。

 もちろん簡単にカレーパンを作り上げたのではなく、西葛西のインド人会会長であるチャンドラニ氏に何度もお願いして監修をしてもらい、アドバイスを受けながら試行錯誤を重ねて最高のカレーパンが誕生しました。

 イタリアのナポリにナポリタンがないように、インドにカレーパンはありません。カレーパンに合うインドカレーを作り出しインド人会会長がOK出すまでの道のりは大変だったと思います。

 そんな最高のカレーパンですが、イートインでは揚げたてを味わえます。インド人会会長も納得の美味しさのカレーパンの揚げたてなんて、もう聞いただけでテンションMAXです!

「もちもちキーマ」単品420円、「チキンバターマサラ」単品490円
「もちもちキーマ」単品420円、「チキンバターマサラ」単品490円

「もちもちキーマ」は、鶏ひき肉、玉ねぎ、トマトなどの具材の王道キーマカレー。スパイシーで少し辛めですが、黒猫は1番お気に入りです。

「チキンバターマサラ」も王道インドカレーメニュー。こちらはターメリック生地のパンで包んでいます。中に入っているチキンが、写真でもわかるように大きくてゴロゴロと入っています。バターと生クリームたっぷりで、こちらは辛さ控えめなのでお子さんや辛いのが苦手な方も大丈夫です。こちらの2種は定番メニューです。

「季節限定 ひよこ豆」単品490円、「チャイパン」単品330円
「季節限定 ひよこ豆」単品490円、「チャイパン」単品330円

 季節限定も登場します。黒猫が伺ったときは、「ひよこ豆」でした。ぎっしりと豆の入ったカレーパンは、ホクホク食感で大満足の美味しさです。

 そして、唯一のスイーツメニューの「チャイパン」。生地にアッサム紅茶、5種類のスパイスを練りこんだチャイクリームが入っています。こちらも揚げたてなので、外カリッと中のクリームとろりの大人のクリームパンと言った感じで、カレーパンの締めに味わうとぴったりです。

おすすめのチャイ比べセット

 スパイスカレーパンと共にいただきたいのが、同店こだわりのチャイ。チャイは、ホールスパイスからお店で煮出しています。紅茶とスパイスのバランス、スパイスのブレンド、牛乳の分量や脂肪分、温度や煮出し方など、試行錯誤の上たどり着いた最強のチャイを楽しめます。

「チャイ比べセット」1150円。左から、スパイシアブレンド、気まぐれチャイ、カルダモン&フェンネル(※店内限定)
「チャイ比べセット」1150円。左から、スパイシアブレンド、気まぐれチャイ、カルダモン&フェンネル(※店内限定)

 イートインでチャイを楽しむなら「スパイシアブレンド」、「カルダモン&フェンネル」、「気まぐれチャイ」の 3種類のチャイが楽しめる「チャイ比べセット」がおすすめです。

 黒猫が伺った時の「気まぐれチャイ」は、エルダーフラワー&ホワイトチョコでした。5種類のスパイスを使った“スパイシアブレンド”と、スパイスの女王とも言われるカルダモンを使った“カルダモン&フェンネル”は定番メニューです。本格派のチャイを、気軽に飲み比べできる機会はあまり無いので、ぜひ飲み比べてお気に入りを見つけてみてくださいね。

まとめ

揚げたてのカレーパンと、こだわりのチャイの最強の組み合わせを楽しめる都内でも珍しいお店『Spicier(スパイシア)』。落ち着きのある店内の雰囲気も含め、男性一人でも訪れやすいお店です。ぜひ一度は訪れてみてはいかがでしょうか。

●SHOP INFO

店名:Spicier(スパイシア)

住:東京都新宿区神楽坂3-2-33 芸者新道Rosy内
営:11:30~17:30(金・土~18:30)
休:月曜、火曜

●著者プロフィール

ミスター黒猫
カフェ・純喫茶・パンケーキ・スイーツの店を年間1000店以上訪問。特にパンケーキは雑誌で「日本一パンケーキを食べる男」と紹介される。SNSで8万人を超えるフォロワーに毎日情報発信のほかに、テレビ・ラジオ・webメディアでも活躍中。
Instagram:https://www.instagram.com/mr_kuroneko/