『TSURUYA』のこだわりを感じる「鰹ふりかけ」

まずは「鰹ふりかけ」。鰹のフレークとゴマ、のりがミックスされたもので、鰹の削り節と醤油の香ばしい風味がきわだったふりかけです。のりもたっぷり入っており、ご飯と合わせていただけば、磯の香りが口いっぱいに広がりグングン箸が進みます。ご飯との親和性が高い鰹ですが、この風味の良さから『TSURUYA』の味のこだわりを特に強く感じた一品で、超オススメです。
信州自慢の素材を採用した「野沢菜ふりかけ」

信州エリアの特産「野沢菜」をふりかけにしたのがこちらの「野沢菜ふりかけ」。地元・信州産の野沢菜をたっぷり使った化学調味料・着色料・酸化防止剤無添加のふりかけで、大きめの野沢菜がたっぷり入っているのがポイント。温かいご飯に混ぜ込んでいただくと「ザ・信州!」を感じる味わい。こちらもまた『TSURUYA』では外すことができないふりかけだと思いました。
ふりかけの素材では珍しい「ひじきふりかけ」

煮物として食べる機会が多く、ふりかけではあまりお目にかからない「ひじき」を振りかけにした「ひじきふりかけ」。『TSURUYA』の手にかかれば、他のふりかけに勝るとも劣らない商品になります。
前出の「野沢菜ふりかけ」同様、この「ひじきふりかけ」も化学調味料・着色料・酸化防止剤は無添加。「ひじき」が持つ豊富な鉄分と、コク深い美味しさをふりかけで楽しめます。醤油の風味が効いた食べやすい味で、日本人なら誰でも美味しくいただけるはず。これもまた『TSURUYA』らしいふりかけだと思いました。
ごまと鰹の鉄板ふりかけ「金ごま鰹ふりかけ」

前出の「鰹ふりかけ」をグレードアップさせ、風味豊かな金ごまと和えたのが「金ごま鰹ふりかけ(のり入り)」です。こちらも着色料・甘味料・酸化防止剤は無添加で、安心していただくことができます。鰹の削り節と国産のりが香り高く、素材本来の美味しさを感じることができ、自然な旨みが感じられます。「鰹ふりかけ」よりも大人の方に好まれそうな味。カルシウム補給にもオススメできる一品です。
健康推しでないのもまた◎!「野菜ふりかけ」

続いては、「野菜ふりかけ」。「野菜」をメインに使ったふりかけ商品は、他にもありますが、健康志向が強いイメージで美味しく感じられるのだろうか、という先入観を抱いてしまうのも正直なところ。しかし、こういった点で『TSURUYA』は過度に「健康売り」にしないところが逆に好感を持てた商品です。
この「野菜ふりかけ」は、ニンジン、ピーマン、ほうれん草、かぼちゃ、トマト、アスパラガス、キャベツ、レタス、ブロッコリーの9種類の野菜を使用したもので、化学調味料は不使用。しかし、野菜特有の苦味はいっさいなく、むしろ全体的には甘めの味付けで、ご飯が進みます。また、野菜フレークのカラフルな彩りが目に楽しく、小さなお子さんにもピッタリ。野菜嫌いな子に超オススメの一品です。
大手メーカーに負けない風味!「混ぜ込みごま わかめ」

ほかほかご飯に混ぜるタイプのふりかけ「混ぜ込みごまわかめ」。大手メーカーでもよく見かける商品ですが、中には塩味ばかりを引き立たせるものもあります。これらに対し、『TSURUYA』の「混ぜ込みごまわかめ」は、ごまの風味とわかめ特有の風味をマッチングさせることで、より深い味わいを実現している印象。あくまでも、ご飯の美味しさを引き立たせるようなストイックな設計で、これもまた老若男女誰もが喜ぶ味です。シンプルな味ながらも「奥深い味」を貫いているように感じました。
信州らしい大根の青菜を採用!「混ぜ込みごま 青菜」

最後に紹介するのが前出の「混ぜ込みごま わかめ」同様、ごはんに混ぜるタイプの「混ぜ込みごま 青菜」。こちらは、大根の青菜が使われているというこれまた信州らしい一品。素朴な味付けですが、青菜・ごま・ご飯の親和性が高く、ご飯がグングン進みます。かけても、混ぜても美味しいことから、お弁当のご飯にかけても、和えておにぎりにしても良さそうです。お子さんや若い人でも美味しくいただけますが、特にオススメしたいのが大人。この味と風味の良さは、あえて舌の肥えた人に味わってほしいです。
まとめ

ここまで『TSURUYA』のPB商品の中でも特に人気のふりかけ7種食べ比べしましたが、全種に共通するのは「風味の良さ」でした。大手メーカーの商品に比べ「素材の良さを丁寧に引き出した味」の商品が多く、この点も『TSURUYA』のふりかけの人気の理由だと思いました。
言わば『TSURUYA』のふりかけは、同ブランドのこだわりや矜持をそのまま表したかのような商品だと思いました。長野県・群馬県を訪れた時のお土産にマストバイです。軽くてかさばらないのも魅力です。ぜひお好みのふりかけをゲットしてくださいね。
(取材・文◎松田義人(deco))