【浅草グルメ】食通も絶賛する浅草の「カツサンド」6軒を食べ比べてみた

食通を唸らせるコスパ最強サンド!『とんかつ いとう』の「カツサンド」

『とんかつ いとう』の「ひれカツサンド」320円
『とんかつ いとう』の「ひれカツサンド」320円

 浅草寺から徒歩15分の住宅街にお店を構える『とんかつ いとう』。イートインできるとんかつ屋ではなく、揚げ物を中心とした弁当メインの店です。「ロースかつ」「からあげ」「ヒレカツ」「エビフライ」といった揚げ物を中心としたラインナップで、その味は食通をも唸らせると言われています。コストパーフォーマンスに優れており、ややアクセス難の立地ながらも、浅草散策の際、この店まで散歩がてら買いに行く人も多いそうです。

小ぶりながらも味は本格派
小ぶりながらも味は本格派

『とんかつ いとう』の名物が「ひれカツサンド」。その価格は、税込320円という驚きの安さなので、複数買って帰る人も多いです。小ぶりではありますが、味は本格派。パンよりもカツのインパクトを強調した味で、厚みあるひれ肉から溢れ出るジューシーな旨みが最高です。浅草巡りのついでに、『とんかつ いとう』を目指してみるのも良いでしょう。ただし、「ひれカツサンド」は売り切れ必至なので、余裕を持っての事前予約がベターです。

●SHOP INFO

店名:とんかつ いとう

住:東京都台東区浅草6丁目37-1
TEL:03-3873-8784
営:月・金11:00~13:30、17:00~19:00、火~木・土11:00~13:30
休:日曜

テイクアウト専門店の超肉厚サンド!『キングステーブル』の「カツサンド」

『キングステーブル』の「スペシャルヒレカツサンド」550円
『キングステーブル』の「スペシャルヒレカツサンド」550円

 続いて、「テイクアウトのカツサンド専門店」として有名な『キングステーブル』の「カツサンド」。『とんかつ いとう』同様、浅草の中心エリアからは離れた立地にある店ですが、地元の人や吉原界隈のお姉さんたちから絶大な支持を得ている人気店です。

550円にして、この超肉厚の「カツサンド」。良心しか感じません
550円にして、この超肉厚の「カツサンド」。良心しか感じません

 今回注文した「スペシャルヒレカツサンド」は見ての通り、口を大きく開けないと入らないほど超厚切りのカツ。肉は柔らかく筋もなく食べやすい上、薄い衣には濃いめのソースがしっかり染み込んでいて全体のバランスも絶妙です。この満足感にして税込550円というコストパフォーマンスの良さで。素晴らしすぎる一品。アクセス難でも、ぜひとも訪れて味わってほしい「カツサンド」です。

●SHOP INFO

店名:キングステーブル 浅草店

住:東京都台東区浅草5丁目71-9
TEL:0358254129
営:10:00~17:00
休:なし

外国人に大人気の有名パン屋『ペリカンカフェ』の「ハムカツサンド」

『ペリカンカフェ』の「ハムカツサンド」850円
『ペリカンカフェ』の「ハムカツサンド」850円

 最後は、2017年オープンと比較的新しい『ペリカンカフェ』の「カツサンド」です。浅草エリアでカリスマ的な支持を誇るパン店『ペリカン』が運営するカフェで、地元客だけでなく、外国人観光客にも大人気のお店です。カフェとしてパンを使ったさまざまなメニューをイートインでいただける店ですが、もちろんテイクアウトもOK。数多くあるサンドメニューの中でも特に人気なのが、ふわふわで美味しい「ハムカツサンド」。筆者も事前に店頭に行き、予約をした上でテイクアウトしました。

ハムカツ、キャベツ、パンそれぞれの食感が楽しい一品です
ハムカツ、キャベツ、パンそれぞれの食感が楽しい一品です

 炭焼きでトーストされたハムカツはかなり分厚く、唇で噛めるほど柔らかいです。ふわっとした食パンの食感とも合い、塩味もほどよくハムの旨みがジュワ~と口の中で広がります。全ての素材の食感が楽しく、クセになる味わい。どことなくオシャレな感じもあり、女性にもオススメできる「カツサンド」だと思いました。

●SHOP INFO

店名:ペリカンカフェ 浅草店

住:東京都台東区寿3丁目9-11 1階
TEL:03-6231-7636
営:9:00~17:30
休:日曜

まとめ

 ここまで浅草の名店6軒の「カツサンド」を食べ比べましたが、味わい・個性・コストパフォーマンスなど、各店様々でしたがどれも、絶品揃いでした。よくよく考えてみれば、一つのエリアでこれだけの個性溢れる「カツサンド」をいただけるのは、日本広しと言えども、浅草だけなのではないかとも思いました。

 それが正しければ、やっぱり「浅草土産」には「カツサンド」が一番。ぜひ、あなた好みの「カツサンド」をテイクアウトしてみてくださいね。

(取材・文◎加賀ま波、松田義人)