【飾り切りその1】
お雑煮の具にもおすすめ!基本の飾り切り「ねじり蒲鉾」
まずは飾り切りの基本中の基本、「ねじり蒲鉾」。切り目を入れてひっくり返せばOK! オードブルとしてはもちろん、お雑煮やうどん、お吸い物の具としても、一気に華やかになる飾り切りです。
作り方
1.かまぼこの薄切りを半分に切る(※厚さは薄めの方が作りやすい。なので、かまぼこの端っこなどちょっと余った部分で作るのもおすすめ)
2.半分に切ったかまぼこの中央に切り目を入れる
3.端の部分を切り込みの中に通す
【飾り切りその2】
白とピンクのグラデーションが綺麗な「うさぎ」
ピンクのかまぼこで作ると、赤と白のグラデーションが可愛いうさぎ。もちろん白いかまぼこで作った白うさぎもかわいい!
作り方
1.りんごの皮をむくように上の部分をむいていく(※ピンクのところギリギリではなく、白い部分を少し残し、1/3ぐらいまでカットする)
2.(1)で切った部分に、縦の切れ目を入れて通す
【飾り切りその3】
切り込みを折り込んだら華やかな「クジャク」
かまぼこの元の形からは想像できない、丸く花びらのような飾り切り「クジャク」。切って挟むだけなのにゴージャス!
作り方
1.かまぼこに細い切れ目をたくさん入れる(※5mm程度の厚さに切ったかまぼこに、割り箸の太さ分だけ残して細切りにする)
2.細切りにした1つ1つを内側に入れ込む
【飾り切りその4】
2024年の干支「辰」はタツノオトシゴで!
龍の飾り切り、と考えると彫刻刀でアートなレベルが必要だけれど、タツノオトシゴなら可愛いし料理ビギナーでも作れちゃう! これができれば、2024年のお正月感はかなりアップ!
作り方
1.山側の左寄りのところに、斜めに切り込みを入れて、そこからむいていく
2.タツノオトシゴの顔とお腹部分を作る
3.頭部分の後ろをギザギザにカット
4.頭部分の後ろをギザギザにカット
【飾り切りその5】
緑をプラスするだけで可愛さがさらにアップ! 冬の花「椿」
最後は冬の花「椿」。自立するので、何個か作ってまとめて盛り付けるのもおすすめです。
作り方
1.1.2cmの厚さと、2~3mmの厚さに切る(※分厚い方は土台に、そして薄い方は花びらに使用)
2.分厚い方のかまぼこに切り込みを入れる
3.薄く切った方のかまぼこを丸めて切り込みの中に入れ、茹でた絹さややサヤインゲンなど緑ものを葉っぱに見立ててカットして入れたら完成
まとめ:作ってみたらどれも2~3分で完成! 思っていた以上に簡単!
完成系だけを見ると、なんか細かそう、大変そうに見えるかまぼこの飾り切りですが、実際に作ってみると、どれも数分でできるので、挑戦してみる価値あり。一見難しそうなタツノオトシゴも、ここが尻尾、ここが頭、とわかると、サクサク作れちゃいます。
おせちを作るのは大変だけれど、ちょっと正月っぽさを出したいよね~、というときはもちろん、今後、お弁当、うどんやお雑煮の具とか、チャーハンや皿うどんのトッピングなど色々応用可能。可愛らしくて楽しくておすすめですよ!
(取材・文◎いしざわりかこ)