※注意 アウトドアでのサウナは必ず決められた場所で行ってください。テント内でのストーブの使用は一酸化炭素中毒や火事などの事故の危険性もある為、自己責任の上でご使用ください。テント内でのストーブの使用は専門家の指導のもと、撮影しています。
キャンプはもちろん車中泊や防災用など、何かと重宝するポータブル電源。利用している人も多いのではないでしょうか。そんな中、なんと2048Whという超大容量モデルが日本に上陸という情報をキャッチした編集部。その真価を探るべく、さっそくその実力を車中泊&アウトドアサウナの旅で試してみることにしました。その任に就いたのは、最近、軽バンを購入し、自らカスタムを始めた編集かね太と無類のサウナ好きである同僚K。検証するのは、モバイルバッテリーなどでおなじみの『UGREEN』から10月に登場したばかりの「PowerRoam 2200」です。
車中泊の必須アイテムポータブル電源「UGREEN」とは?
一般的なキャンプや車中泊だと、1泊2日で1000Whの容量があれば十分とされるポータブル電源ですが、本モデルはその倍にあたる2000Wh超の容量。しかもインテリジェントインバーター技術「U-Turbo」で、AC定格出力2000W/最大瞬間出力3000Wというパワフルさ。これなら電力消費の大きい調理家電や電気毛布などの暖房器具をガンガン使っても問題ないだろうと考えた編集かね太。調理家電をはじめ、さまざまな家電を車に積み込み、いざ目的地へ出発!
舞台となったのは神奈川県相模湖付近のキャンプ場。到着するや否や、積荷を軽バンから降ろします。大容量だけに『UGREEN』は運ぶのが大変だと思いきや、付属のキャリーを装着可能すれば移動も楽々。今回は車中泊がメインながら、アウトドアサウナ後のサ飯は、やはり大自然の中で楽しみたいということで、調理家電などもキャンプサイトへ持ち出し、セッティングを始めます。
早速テントサウナを設営!
同僚Kの影響もあり、編集かね太も最近ハマっているアウトドアサウナ。サウナでととのった後、自然の風に当たりながらクールダウンするのがやみつきなのだと言います。手慣れた感じでテントサウナを設営する編集かね太と同僚K。最後にロウリュも楽しめる煙突を立てれば完成です。
準備ができたら早速サウナ……その前にほったらかし調理でサ飯の準備!
サウナの楽しみといえば、ととのった後に楽しむ食事。いわゆる“サ飯”です。今夜のサ飯の主役は「スペアリブのスタミナ煮」と「コチュジャン風味の肉豆腐」。いずれも電気圧力鍋のみで調理が完成するシンプルな料理で、アウトドアにぴったり。
サウナに入る前に料理を仕込んでおこうということで、圧力鍋に必要な材料を入れ、『UGREEN』にAC接続してスイッチをオン。無事に調理がスタートします。消費電力が大きい電気圧力鍋ですが残りの容量を気にせず使えるのは、大容量モデルである「PowerRoam 2200」ならでは。安心感が違います。
およそ1時間足らずで料理2品が完成。いったん保温モードにし、テントサウナへと向かう2人。
サ飯の準備ができたら“Let’sサウナ!”
ロウリュを使ったフィンランド式サウナは湿度が高いため、高温ながら柔らかな熱が特徴です。じんわりと体内に熱が浸透してくるイメージで、サウナ初心者でも入りやすいと言われています。体が十分に温まったら、外に出て外気浴。冷えてきたらテントサウナに入り、その後、再び外気浴。この工程を繰り返すこと数回で「ととのう」のだそう。
1時間あまり、テントサウナで汗を流した2人。ドリンクで水分を補給し、いざお待ちかねのサ飯をいただくことに。この頃には日がかなり西へ傾き、周囲は次第に薄暗くなってきました。
これほんとにほったらかしなの!? サ飯「スペアリブのスタミナ煮」と「コチュジャン風味の肉豆腐」
お気に入りのクラフトビールで乾杯した後、お目当ての料理を各自、圧力鍋からよそってさっそくサ飯をスタート。まずはスペアリブを豪快にかぶりつきます。圧力鍋で食材に閉じ込められた肉の旨みが口中にじゅんわり! これぞ煮込み料理の醍醐味です。ビールで流し込んだら、次はもう1品の「コチュジャン風味の肉豆腐」へ。こちらもなかなか! コチュジャンのスパイシーさも相まって箸が止まりません。
「見た目は茶色一色で無骨だけど旨い! 圧力鍋一つで自宅さながらの煮込み料理が簡単にできるのは嬉しいですよね。サウナ後、栄養を欲している体に染み渡る感じも良い」と調理した編集かね太は自画自賛。
通常なら調理に時間がかかる煮込み料理がほったらかしで実現するのも、『UGREEN』の大容量バッテリーあってのことだと、改めて感心します。
見た目は“オトコのガチ料理”だけど旨い!「スペアリブのスタミナ煮」
スペアリブに塩をすり込む以外に下準備はとくに不要。あとは材料を鍋に入れるだけで完成する。肉の旨みが凝縮された肉汁まで飲み干したい。
材料(2人分)
スペアリブ…400~500g
塩…………少々
(A)
水…………1カップ
醤油………大さじ1
味噌………大さじ1
はちみつ…大さじ1
ごま油……小さじ1/2
赤唐辛子(鷹の爪でも可)……… 1本
にんにく………ひとかけ
作り方
1.スペアリブに塩を刷り込む。
2.内がまに(1)と(A)を入れる。
3.スイッチを入れ10分加圧する。
4.ピンが下がったら出来上がり。
*好みで一味唐辛子をかける(もっと辛くしたい場合)
豆腐に染み込んだ肉の旨みとスパイシーさが格別!「コチュジャン風味の肉豆腐」
しめじの石突や豆腐を手でちぎって入れれば、包丁すらなしでOK。こちらも食材や調味料を鍋に入れるだけで完成する究極のずぼら料理です。必要な調理器具は電気圧力鍋だけという潔さが◎。
材料(2人分)
焼き豆腐………1丁(約350g)
豚バラ肉………150g
玉ねぎ…………1こ
しめじ…………1/2パック(約100g)
(A)
水…………………300cc
砂糖………………大さじ1/2
醤油………………大さじ2
味噌………………大さじ1/2
コチュジャン……大さじ1
鶏ガラスープの素…小さじ1
作り方
1.豆腐は大きめの四角に切り、豚バラ肉は食べやすく切る。玉ねぎは薄切り、しめじは石突をとって小房に分ける。
2.内がまに1の豆腐、玉ねぎ、豚肉、しめじの順で入れる。
3.よく混ぜ合わせたAを注ぎ入れる。
4.スイッチを入れて10分加圧する。
5.ピンが下がったら出来上がり。
*好みで糸唐辛子や鷹の爪、万能ネギ(小口ぎり)をトッピング
冬の夜もポータブル電源があれば怖くない! プロジェクターに電気毛布とヒーターで快適車中泊
ひとしきり料理に興じていた2人。気が付けば日はとうに暮れ、あたりは真っ暗に。せっかくなのでと焚き火をおこし、1人で暖を取る同僚K。一方の編集かね太は、軽バンにこもり、モバイルプロジェクターで動画をチェック。横には寒さ対策にと持参した電気毛布を準備し、万全の体制です。車内にはもちろん『UGREEN』が。
「『UGREEN』は火をおこせない車中泊に最適。お湯を沸かすのはもちろん、モバイルプロジェクターで映画を楽しんだり、寝る際には電気毛布を使えたりと、自宅さながらの快適空間が実現できます。しかも消費電力をほとんど気にする必要がないので安心感が違いますよ!」と、編集Kはすっかりリラックスした様子。本日は、このままお開きとなりそうです。
便利すぎたポータブル電源『UGREEN』
翌朝、日の出とともに目が覚めた2人。車中泊した編集かね太は、「朝方、寒くて目が覚めたのですが、電気毛布を使ったらまた熟睡。目覚めも超快適でした」と『UGREEN』の有能性を改めて実感。
電気ケトルでお湯を沸かし、熱々のコーヒーで眠気を取った2人はそのまま朝食の準備に入ります。電気グリルで目玉焼きとベーコンを焼き、トーストしたパンにのせてパクリ。ここでももちろん『UGREEN』が大活躍です。
防災の際や停電時などに『家庭用予備電源』として、「PowerRoam 2200」があれば安心できる
撤収を終えて、改めて今回の旅を振り返る編集かね太。
「とにかく『いつでも電源が身近にある』という安心感がハンパない。ACはもちろん、USB-Cはじめコネクタも多く備わっているし、いざというときは最大3000Wまでの電気が使える。同時に複数の家電を使っても全く問題がないのもポイントが高いですね。車中泊などアウトドアで使用すれば、調理などでの時短はもちろん、映画鑑賞など圧倒的に楽しみの幅が広がります」
一方で大容量を活かした災害対策グッズとしても、これ以上ないくらい優秀だと語ります。
「停電時など、節約して使えば、おそらく数日以上は持ちそうですし、いざという時は調理家電など大容量も使えます。普段は自分の趣味で使いつつ、いざという時は防災グッズに早変わり。ぜひ一台手元に置いておきたくなりました!」
大容量だからこそ、さまざまに利用可能な“超有能”ポータブル電源
中国の電気自動車メーカーとして有名なBYD社と共同開発した新世代リン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載の『UGREEN』「PowerRoam 2200」。最新鋭のこちらのバッテリーは2048Whの大容量のうえ、拡張バッテリーを追加すれば、なんと1万2288Whもの最大容量を誇ります。しかも10年ほどの長寿命というのも嬉しい限り。
高性能バッテリーのポテンシャルを遺憾なく発揮できるのが、「PowerRoam 2200」最大の特徴。定格出力2000W、PD対応USB-Cポートは4基/最大140Wで出力可能で、さまざまなモバイル機器を複数台接続しても問題なし。また、瞬間出力最大3000Wのインテリジェントインバーター技術「U-Turbo」と使えば、例えばドライヤーと調理家電など、電力消費が大きい家電を同時に使うことも可能。専用スマートフォンアプリ「UGREEN」を使うことで、充電状況を把握できるなど、手軽に「PowerRoam 2200」のコントロールが可能です。
仮にバッテリーを使い切った場合でも、独自開発の急速充電技術「PowerZip」で、0→100%の充電にかかる時間は最速で102分! アウトドアや停電時などでも、別売りのソーラーパネルを使えば、最短約2.5時間でフル充電可能と、どんなシチューエーションにおいても、何度でも利用が可能です。また冒頭でも紹介しましたが、脱着式トロリーとダストカバーを標準装備しているので、機動性はもちろん、長期間使用しない場合でも安心。
週末のエンターテインメントはもちろんのこと、緊急時の防災グッズとしても、これ一台で大車輪の活躍間違いなしの『UGREEN』「PowerRoam 2200」。新世代のポータブル電源として、ぜひ“買い”の一台となりそうですよ。
(撮影◎松永光希 文◎室井康裕 レシピ監修◎みなくちなほこ)
●DATA
UGREEN「PowerRoam 2200」
価格26万9800円
https://amzn.to/40qs2bU
製品サイズ:W約541×H250×D290mm
製品重量:約25.5kg/約6.5kg(脱着式キャリングカート)
容量:2048Wh
常時出力:2000W
瞬時出力:3000W(U-Turbo機能有効時)
充電:フル充電1.7時間
サイクル寿命:3000回以上(リン酸鉄リチウムイオン電池)
電源:合計16ポート(AC×6口、USB-A×2口、USB-C×4 口、DC×2口、シガーソケット×1口、RV用電源機器用のアンダーソンポート×1口)が備 わっており、大半の電気製品に対応できます。
【超高出力・99%家電に対応】定格出力は2000W、U-Turboテクノロジーにより瞬間出力は3000Wまでパワーアップ。冷蔵庫、炊飯器、電気ケトル、ドライヤー、チェーンソー などほとんどの電化製品に対応できます。