高いのになぜ人気? 高級スーパー『三浦屋』はなぜ根強い人気を誇るのか

人気の秘訣は「マニアックな品揃え」にあり

 他のスーパーマーケットにはない品揃えのマニアックさがポイント。野菜は『大田市場』、『多摩青果』、『八王子農業研修農場』などから仕入れ、フレッシュなものが揃います。

鮮魚コーナーで目利きのバイヤーがいるかわかる

精肉コーナーには米沢牛を常時ラインアップし、鮮魚コーナーは丸物の他、塩だけで作った干物も売れ筋
精肉コーナーには米沢牛を常時ラインアップし、鮮魚コーナーは丸物の他、塩だけで作った干物も売れ筋

 個人的には、スーパーマーケットのお気に入り度は、鮮魚コーナーで決めています。新鮮なものを入荷できるか、バイヤーの目利き力はあるか、卸業者との信頼関係があるかどうかが、品ぞろえに影響するところ。『三浦屋』では、秋刀魚なら丸まると太ったものを、秋鮭ならオスをと最も美味しい鮮魚を揃えています。

棚を眺めるだけで楽しい品揃えの豊かさ

オリーブオイルとビネガーだけでこの品揃え
オリーブオイルとビネガーだけでこの品揃え

 飯田橋駅という土地柄、世帯収入の高い層をターゲットに据えていると考えられますが、味と品質から考えると適正価格どころか、お得とさえ感じる商品が揃っていました。良い意味で既視感のある品が少なく、棚を眺めているだけでも楽しくなりますよ。

バイヤーおすすめの逸品はこれ!

 今回、プレスツアーで最も気に入った商品がこちら。某レストランのドレッシングの味からヒントを得たそうで、生野菜だけでなく、肉や魚料理にも使える万能さ。玉ねぎ、セロリ、ニンニクに、アンチョビやローストアーモンドを加えたクリーミーで香ばしい一本で、バイヤーおすすめは“納豆ご飯”にかけることだとか!

広報担当者おすすめの「ハンバーグステーキ」も肉汁ジューシーで美味 [食楽web]
広報担当者おすすめの「ハンバーグステーキ」も肉汁ジューシーで美味 [食楽web]

 国産やまと豚と国産牛の合い挽き肉に、国産たまねぎの甘みと深みを加えた「ハンバーグステーキ」。直火でこんがり焼き上げ、温めなおすだけで作り立ての味わいを再現できます。デミソースとおろしソースの2種類を展開中です。

調査結果

『三浦屋』は、日本各地から世界中の美食が凝縮されていました。吉祥寺本店が一番品揃えを揃えていますが、飯田橋ラムラ店でも十分に目利き力を体験することができますよ。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●DATA

三浦屋

https://miuraya.com/