モスバーガーの「フレンチフライポテト」S・M・Lの本数を数えて分かった一番おトクな食べ方とは?

案外モスのポテトにも短いポテトがある!

Mサイズ(300円)は約104g。1g当たり2.9円
Mサイズ(300円)は約104g。1g当たり2.9円

 まず、モスバーガーの「フレンチフライポテト」のS、M、Lの値段と重量は次の通り。

・S:240円・72g:1g当たり3.3円
・M:300円・104g:1g当たり2.9円
・L:360円・148g:1g当たり2.4円

 となりました。ちなみにマクドナルドの「マックフライポテト」のスペックは次の通りです。

・S:190円・55g:1g当たり3.45円
・M:330円・108g:1g当たり3.05円
・L:380円・169g:1g当たり2.24円

 1gあたりの値段は、マックもモスもほとんど変わらないということですね。ではモスのポテトの本数を数えてみます。

Sは全部で18本
Sは全部で18本

 まずSから数えてみると、全部で18本ありました。そのうち11cm以上は3本、4cm未満は3本、4cm~11cm未満は12本でした。つまり有効ポテトは15本(有効ポテト率83%)ということになります。マックのSサイズの有効ポテト数は50%だったたので、モスの有効率の高さが際立っています。

 しかし、意外だったのはモスのポテトにも4cm未満と短くてカリッカリのポテトが混じっていたこと。全部太いイメージでしたが、違うんですね。とはいえ、18本中3本とほんのわずかだったので、普段は気づかないレベルなのかもしれません。

モスバーガーのフレンチフライドポテトにも4cm以下の極小サイズが紛れています。これは有効ポテトにカウントしません
モスバーガーのフレンチフライドポテトにも4cm以下の極小サイズが紛れています。これは有効ポテトにカウントしません

 続いてMサイズは全部で31本。うち11cm以上は1本で、4cm未満は9本、4cm~11cm未満は21本。つまり有効ポテトは22本(有効ポテト率70%)でした。これもマックのMサイズの有効ポテト率60%に比べて高いです。でも、Mサイズには短いポテトが9本も紛れていました!

こちらはLサイズのポテト。44本でした
こちらはLサイズのポテト。44本でした

 最後にLサイズ。全部で44本。うち11cm以上は5本で、4cm未満は12本、4cm~11cm未満は27本。つまり有効ポテトは32本(有効ポテト率72%)でした。これもマックのLの有効ポテト率69%よりは高いですね。太くてしっかりしているモスのポテトは、太いだけでなく長いポテトもしっかり入っていることがわかりました。

まとめ

有効ポテト率はやはりマックよりモスのほうが高い
有効ポテト率はやはりマックよりモスのほうが高い

 本数を数えた結果が、こちらの表です。

・S(240円)を買って1人で食べると、18本中有効ポテトが15本も食べられる。
・M(300円)を買って2人でシェアすると、1人当たりの価格は安くなるが(割り勘150円)、有効ポテトは11本しか食べられなくなる。
・L(360円)を買って2人でシェアすると、1人当たりの価格が安くなり(割り勘で180円)、なおかつ有効ポテトはSサイズよりも1本多い16本が食べられる。

 つまり、2人でモスバーガーのポテトを買うなら、Sサイズを2つ買うより、Lサイズを1つ買ってシェアするほうがオトクということです。

 そしてモスバーガーのポテトはSもMもLも、ただ太いだけでなく長いポテトも高い割合で入っていることも再確認できました。その一方で、短い切れ端のような“ハギレポテト”が意外と紛れ込んでいることも判明。

 やはり、フライドポテトは重量(カサ)だけでは計り知れないものがあります。こうして数えながら食べてみると、いろいろ発見があって面白いですよ。

(撮影・文◎土原亜子)