
●地元の人しか通らない細い路地に突如現れた行列が出来るうどん屋『麦ヶ丘』。並んでまで食べる価値はあるのか、調査してきました。
新宿から電車で15分のところにある京王線仙川駅。名だたる大物俳優たちをファンにもつ『めでたや』や、食べログのラーメン部門で全国1位になった『中華そば しば田』(最高評価4.16)をはじめ、ラーメン屋が多い街です。
そんな仙川で今話題なのが、連日行列ができる新店舗『麦ヶ丘』。ラーメン屋ではなくうどん屋です。ニューオープンのお店は、新しいもの見たさで行列ができることは珍しくありませんが、ここは一味違うようで、実はすごいうどん屋だったのです。
NYでミシュランを獲得した味が凱旋!『手打ちうどん 麦ヶ丘』

『麦ヶ丘』の店主・長谷川渓介氏は、自身が商品開発から責任者までを務めたニューヨークの飲食店でオリジナルのうどんが評価され、ニューヨークタイムズに取り上げられれたこともある実力者。ミシュランのビブグルマンも獲得しています。
うどんは自家製で店内で手打ちしています。小麦にとことんこだわり、小麦選びやブレンドの配合率などを試行錯誤し、オリジナル麺を作るだけでも半年かけたのだとか。埼玉県の地粉を中心に、全粒粉を加え、さらにモチモチ感を出すために九州小麦「チクゴイズミ」をブレンドするなど、4種類の国産の小麦粉が使われているそうです。
筆者が訪れた時はすでにオープンから1カ月以上経っていましたが、猛暑の中でも行列が途絶えない人気ぶりでした。