最強のコンビニ「カツサンド」を探せ! セブン・ファミマ・ローソンのカツサンドを食べ比べてみた!

セブンはホットサンドタイプで勝負

セブンの「三元豚とんかつ」432円
セブンの「三元豚とんかつ」432円

 最後に食べたのは、セブンイレブンの「三元豚とんかつ」。こちらは、これまで紹介してきたカツサンドとちょっと趣が違います。まず、パンが耳付きでトーストされているのが最大のポイント。そして、とんかつ自体の食感も硬め。ちなみにとんかつの厚さは約2.5cm。キャベツはありません。

 そのまま食べると、パンも食パンの耳もとんかつの肉もすべてがハード。ジューシーさはほとんどなく、パサパサしていて口の中の水分がすべて持っていかれる感じがします。さらに辛子の味が妙に口に残って、後味も微妙。

 しかし、ここで「これ美味しくない」などと言うのは早計。パッケージに「トーストサンド」、「温めて美味しい」と書いてあるとおり、このカツサンドは温めて食べることを前提にしたタイプなんです。

温めて食べることを想定して作られたカツサンド
温めて食べることを想定して作られたカツサンド

 そこでレンジで1分温めてみると…。まったく食感が変わりました。まず食パンはしっとりして香ばしくなり、とんかつも衣の肉もフワッとやわらかくなりました。そして何より肉々しくて、肉の旨味を濃く感じられるように。

 冷たい時は気になった辛子も、じんわり効いてきて甘口ソースとのバランスが非常に良くなります。筆者はこれまで、温かいカツサンドをあまり食べたことがなかったので、これはなかなか新鮮な味わいでした。

まとめ

コンビニのカツサンドはそれぞれに特徴があるので、好みのものを探すのも楽しそう(食楽web)
コンビニのカツサンドはそれぞれに特徴があるので、好みのものを探すのも楽しそう(食楽web)

 というわけで、4品を食べ比べてみたわけですが、結論としては「やっぱり今のコンビニのカツサンドはかなりレベルアップしている」ということが改めてよ~くわかりました。

 ちなみに、筆者が一番好きだったのは、冒頭でも書いたファミマの「三元豚の厚切りロースカツサンド」でした。しっとりふんわりしていて全体のバランスが素晴らしいです。みなさんも、ぜひ食べ比べてみて、自分好みのカツサンドを探してみてください。

(撮影・文◎土原亜子)