かつ丼以上の大迫力！ 大阪の行列かつ丼店『ちよ松』の「かつサンド」が仰天の分厚さ＆旨さだった

ワンハンドは絶対無理！ ド迫力のかつ丼屋の「かつサンド」。どうやって食べる？

　どちらの商品も気になったので、プレーンのノーマルとチーズフォンデュを頼んでみました。注文後しばらくして商品が完成。どうですか？ この迫力。惚れ惚れしますね。テイクアウト商品なので、近くの公園まで移動して食べてみましょう。

　それではノーマルからいただきます。まずはやっぱり巨大なお肉。サンドイッチだからと少し油断していましたが、おそらくお肉1個の存在感はカットの仕方の関係上、かつ丼よりビッグ。もはや一口で食べるとかそういうことではなく、肉をかじり取る、千切って食べるような食べ方が必至となります。

　また『ちよ松』のかつ丼は甘くて優しい味付けだったのに対し、「かつサンド」はマスタードとコショウでピリッとした味付け。

　巨大すぎる肉にスパイシーな味付けのワイルドな「かつサンド」を食べていると、本能が刺激され、山賊にでもなったかのように感じます。

　ちなみに付け合わせには、かつサンド用の食パンの耳を使ったラスクが付いているのですが、スパイシーなカツサンドに対して甘いラスクなので甘塩っぱいコンボが完成。食感と味の変化で、まさにピッタリな相棒になっています。

チーズがたっぷりプラスされると、印象がガラリと変化

　次はチーズたっぷりのチーズフォンデュバージョン。こちらももちろん、お肉の大きさは変わらずデカい。

　そこにチーズがプラスされているので、「チーズがこれくらい掛かっているからこんな感じの味になるかな？」と、味の足し算を想像しながらガブリ。

　実際に食べてみると、「これでもか！」と掛かっているチーズによって全く別物になるくらいに印象が変化。チーズフォンデュの名前にふさわしく、予想を遥かに超える濃厚な味わいとなっていました。

調査結果

『ちよ松』の「かつサンド」は、かつ丼屋の行列が回避できるお店という立ち位置かと思ってお邪魔しましたが、“かつ”という同じ食べ物ながら、“かつ丼”と“かつサンド”という全く別の顔、別の料理として、それぞれの魅力を堪能できました。

　同店のカツ丼ファンはもちろん、食べ損なった人にもぜひ味わってもらいたいオススメのお店となっています。

（撮影・文◎けいたろう）