揚げたて天ぷらなのに中身はレア!? いま話題の「レア天丼」を食べてみた!

『羽田市場』だからこそ食べられる鮮度抜群の「レア天丼」とは?

『羽田市場食堂 池袋サンシャイン60通り店』と『羽田市場食堂 柏駅東口店」』で提供される「レア天丼」2780円
『羽田市場食堂 池袋サンシャイン60通り店』と『羽田市場食堂 柏駅東口店」』で提供される「レア天丼」2780円

 2021年8月にオープンした『羽田市場食堂 池袋サンシャイン60通り店』。1Fは天丼専門店、2Fは海鮮居酒屋となっていて、どちらも鮮度抜群の魚介が楽しめると人気です。新鮮な素材を使っているからこそ、誕生したのが「レア天丼」(2780円)。

 新鮮な魚介の魅力をより感じられるように、できる限り“生”に近い状態で提供することにこだわって生まれたそう。ただ、天ぷらをレアに仕上げるのはかなりの技術が必要。揚げ時間を短くすればいいというものではありません。何度も、何度も試行錯誤し、苦労の末、見た目にも美しい「レア天丼」を完成させたそうです。

マグロの表面だけ火が入っていて、中はレアに仕上げています
マグロの表面だけ火が入っていて、中はレアに仕上げています

 天丼の具材は神奈川県産三崎港直送のマグロ、特選海老、北海道産ホタテ、スルメイカ。マグロの断面を見ると、本当にレア! 刺身のマグロのようなキレイなピンク色をしていて、衣をまとった周囲だけに火が入っている状態。マグロはにんにく風味の漬けになっているので、そのまま食べるのがおすすめだそうです。

 衣はサクッとしていて、中身は刺身のような、何とも言えない食感の違いに驚かされます。魚は火が通ると風味が変わりますが、これは刺身を食べた時と同様に感じられます。新鮮だから生臭さもなし! 新感覚です。

マグロは漬けになっているので、わさびをのせていただきます
マグロは漬けになっているので、わさびをのせていただきます

 すでに味が付いているので、わさびをのせていただきます。ツンと鼻に抜けるわさびとほんのりにんにくの風味を感じるマグロがいい塩梅。火が入り過ぎていないからマグロの脂も感じられ、わさびがいい仕事をしてくれます。決してしょっぱいわけではないのですが、旨みがあるのでご飯が進みます。

ホタテもレア。生ならではの食感や甘さが感じられます
ホタテもレア。生ならではの食感や甘さが感じられます

 マグロと並んで、レア感に感動したのがホタテ。通常、ホタテの天ぷらでは、ボイルホタテを使うお店もありますが、こちらは正真正銘の生のホタテを使用。もちろん、これもレアに揚げていて、ホタテの甘みがサクッとした衣とよく合っています。

スルメイカと海老はレモンと塩でさっぱりと
スルメイカと海老はレモンと塩でさっぱりと

 スルメイカと海老は、レモンを絞って塩で食べるのがおすすめ。レアなスルメイカは柔らかく、塩で食べると甘みも感じます。海老は鮮度がいいので、味噌も美味しくいただけます。

卓上にあるハモ昆布出汁でお茶漬けにするのがおすすめ(食楽web)
卓上にあるハモ昆布出汁でお茶漬けにするのがおすすめ(食楽web)

 そして、天丼にはもれなく「ハモ昆布出汁」がついてくるので、途中で出汁をかけて“天茶”として食べることも。これが、また美味。出汁の深みと天ぷらの油がいい感じで、サラサラっとご飯が進み、気が付くと完食してしまっていました。結構、ボリュームがあるのですが、このハモ出汁のおかげで最後まで飽きることなく、美味しく楽しめました。