重量1.1kg超え炒飯!『肉あんかけチャーハン 炒王』(吉祥寺)でメガ盛り「温玉肉あんかけチャーハン」を食べてきた

肉あんが覆い尽くしてチャーハンが見えない!「温玉肉あんかけチャーハン(メガ盛り)」1114g

「温玉肉あんかけチャーハン(メガ盛り)」1180円。温玉は別皿で。セットのスープはおかわりOK
「温玉肉あんかけチャーハン(メガ盛り)」1180円。温玉は別皿で。セットのスープはおかわりOK

 オープンキッチンで作っているのを眺めつつ、待つこと数分で登場した「温玉肉あんかけチャーハン」のメガ盛り。温玉が別皿ってことは、好きなタイミングで上に乗っければいいってこと? 

 ということで、まずは計測。直径26cmのさらに高さ約8cm、重さは1114g。スープは直径12cmの器に167g。ということで、トータル1281g&温玉。スープをおかわりする場合、さらに+160~170g増えるってことですね。

熱々の肉あんをチャーハンに。中のチャーハンは肉あんの蓋効果で熱をキープしている(食楽web)
熱々の肉あんをチャーハンに。中のチャーハンは肉あんの蓋効果で熱をキープしている(食楽web)

「チャーハンはシンプルな卵チャーハン、最後まで熱々で食べられるよう、ラードで炒めています。あんは千切り豚肉。醤油ベースの味付けですね。メガ盛りは公式ではチャーハン600g、あん400gとなっています」と話すのは店長の佐藤圭将さん。オープン時から働く、肉あんかけチャーハンの全てを知る吉祥寺の“炒王”です。

「肉あんかけチャーハンのいいところは、ガッツリ喰えて早く出てきて旨いところ。まさに「早い・安い・うまい」なんですよ。吉祥寺店はライブキッチンなので、距離が近くて迫力があるのも魅力ですね」。ちなみに佐藤さんが着ているTシャツの背中には「チャーハン命」の文字が。命懸けで作ってくれてありがとうございます!

肉あんの山頂をくぼませて温玉in。ネギの緑が鮮やかに感じるほど茶色の山。だから間違いなしっ!
肉あんの山頂をくぼませて温玉in。ネギの緑が鮮やかに感じるほど茶色の山。だから間違いなしっ!

 特盛・またはメガ盛りは1日で20食前後は出て、多い日は30~40食出ることも。ということは、ここに来るお客さんは割と普通に1kgを食べられる人がいるってことですね。成蹊大とか武蔵野大とかの運動部系学生とかがサクッと完食していくのかなぁ。それとも街に潜む大喰いさんたちが定期的に来るのか。でもなんでメガ盛りを作るようになったんですか?

「元々は大盛りを並盛りと同料金で出していたんですが、8~9年前に、お客さまからの要望でもっと食べたいと。それで特盛とメガ盛りができたんですよ」。リクエストに答えて特盛→メガ盛りへと進化。なるほどです。お客さまの中には、「辛味あんかけチャーハン」のメガ盛りで超激辛、と、ボリュームだけではなく辛さも最大限攻めてくる人もいるそう。すごい!

チャーハンにあんが染みて旨み爆発! 具はシンプルなのに、なんでこんなに旨いのかっ!
チャーハンにあんが染みて旨み爆発! 具はシンプルなのに、なんでこんなに旨いのかっ!

 最初は温玉のかかっていないところを一口! あっつあつ、そして肉あんの旨み、遠くでチャーハンがほどけてくる。口の中で溶けていくような食感です。あんのかかったゴハンって、どうしてこんなに滑らかなの? そしてラードや豚肉の旨み、醤油などのしっかりした味付けで、余韻が強い! 思わずガッつきたくなる美味しさです。

 1114gだけれど、肉あん効果でスルスルっといける! ほぼ噛まなくてO K。食べやすくて、しかも旨みがぐいぐいくる。れんげを動かすスピード次第では短時間で完食できる気がする。というか、これで並盛だったら、あっという間に食べきってもう一杯食べたくなるかもって思えるぐらい、初めて食べたのに胃袋をガッツリ掴まれる美味しさです。

 中のチャーハンはパラパラとしっとりの間ぐらい。だからあんとの絡み具合もいい。これはハマるわ~。と思ったところで、今度は温玉のかかったところを一口! 今度はまろやかさとコクがアップ。さらに旨い! とろみが増すというか、旨みのコーティングが強化されています。「お客様の中には、メガ盛りを頼んだ場合は温玉2個で注文する人もいますよ」と店長。わかるよそれ! 温玉120円、もう一個って気持ちになります。

「5/9(月)から『サラダチャーハン』と『しらすと青じそのチャーハン』が販売されます。期間限定メニューも要チェック!」(店長の佐藤圭将さん)
「5/9(月)から『サラダチャーハン』と『しらすと青じそのチャーハン』が販売されます。期間限定メニューも要チェック!」(店長の佐藤圭将さん)

 店長に、完食するためのアドバイスを聞くと「卓上にお酢、ラー油、紅生姜があるほか、声をかけていただければ山椒や白黒コショウを出すので、味変を楽しんでください」とのこと。この卓上にあるラー油、肉あんかけチャーハンに合うように開発されたもので、食べるラー油感覚で塊をぽいっと入れると、辛すぎて口の中がどえらいことになるそうです。旨みがしっかり感じられる絶品ラー油ですが、量はほんのちょっとずつ入れることをオススメします。

 お店では、毎月29日のニクの日には500円で肉あんかけチャーハンが食べられるほか、ポイントカードがあり、10P貯めると1品無料に。これらは新宿西口店、江戸川橋駅前店でも同じです。

 気がついたらスープおかわり、トータルでおそらく1.4kgぐらいだけれどぺろりといけちゃった、「温玉肉あんかけチャーハン(メガ盛り)」。しかもラー油を入れて味変してからは、全く違うチャーハンとなって進む進む! 最初の優しかった印象が一気にパンチのきいた美味しさに爆変。1皿で2度美味しく食べられました。次回は特盛ぐらいにして、餃子セットをつけるか、最初にハイボールメガジョッキ300円とパーコー250円や唐揚げ180円などつまみを楽しんでから締めでチャーハンに行くか。おそらくですが、突然発作的に食べたくなって、また吉祥寺に来る気がする。激辛好きにもおすすめの店ですよ。

(取材・文◎いしざわりかこ)

●SHOP INFO

肉あんかけチャーハン 炒王 吉祥寺本店外観

店名:肉あんかけチャーハン 炒王 吉祥寺本店

住:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-5-5
TEL:0422-24-6800
営:11:00~23:00(L.O.22:30)
休:なし