“サクふわ”と“カリじゅう”からあげでご飯が無限に進む定食|からあげ食堂 房総家(豊洲)

豊洲にある『からあげ食堂 房総家』は、千葉の食材にこだわったお店。米、野菜、鶏肉、醤油、味噌などはすべて千葉県産のものを使用しています。こちらのオススメが、モモ肉とムネ肉の両方のからあげを味わえる「房総家定食」。モモ肉からあげ(カリじゅう)2個とムネ肉からあげ(サクふわ)3個が合い盛りになったものです。

ムネ肉(サクふわ)はその名の通り、サックリした食感の衣ですが、一瞬トロリとした舌ざわりも感じます。そして何よりその衣に包まれたムネ肉の柔らかさに驚くこと必至! 歯が衣と一緒に肉にスイスイと沈み込んでいきます。とにかく肉がふんわり柔らかくて旨みが強い。さらにかすかに感じる魚介系ダシの風味。数種類のダシをブレンドしているとのことで、和のテイストを醸し出してくれて、ご飯も進みます。

聞けば、このムネ肉、モモ肉よりも下処理に手間ひまがかかっているとのこと。パサつきがちなムネ肉は、モモ肉と同じように調理しても美味しくはなりません。ムネ肉の特性を熟知した上で調理をしているのがさすがですね。
一方のモモ肉は、“カリじゅう”と謳うだけあって、クリスピー感のあるカリッとした歯ざわりの衣が特徴的。味付けは正統派のモモ肉からあげという印象で、醤油の風味を程よく感じさせつつも、肉の旨みを最大限に引き出しています。なお、カリじゅうからあげ(モモ)は1個、サクふわからあげ(ムネ)は2個から追加オーダーもできます。からあげでしっかりランチをしたいときにオススメの一軒です。
●SHOP INFO
店名:からあげ食堂 房総家
住:東京都江東区豊洲3-3-3豊洲センタービル地下1F
※写真や情報は取材当時の内容です。最新情報とは異なる場合があります
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。