古積流のスリランカカレーは感激必至

まずは、1つ1つを別個にいただいてみると、辛い、酸っぱい、甘い、苦いなどの多様な味が押し寄せ、それぞれの旨味も違って、表現が見当たらないくらい美味しい!スプーンが止まりません。
「このカレープレートは、メインのカレーに合わせて4つの副菜でバランスを取っています。カレーはガツンと強めの味なので、副菜は優しい味に仕上げています」と古積さん。優しい味とはいえ、実は、どれもそれなりに辛さもあります。ただ、その辛さも1つの味ではないのがまた面白いのです。

筆者:スリランカのカレーは副菜と混ぜて食べると聞きますが?
古積さん:確かにカレーや副菜、ごはんを混ぜて食べますが、全部一気には混ぜません。まずごはんを手前に少し取り、それに少しずつカレーや副菜を混ぜて食べていきます。だから、お皿の手前に料理を盛ってはダメなんですよ。そこは、混ぜる場所として空けておかなくてはいけないんです。

言われた通りの食べ方を実践してみます。ジャガイモとインゲン、チキンをご飯の上で潰して馴染ませ、さらに青菜のマッルンをまぶして食べてみると、バラエティ豊かな味わいが交錯し合い、個々に食べる味とはまた別モノ。これは楽しい、美味しい、やめられない!