カレー好き必見! 東京・白山の『ヤムヤムカデー』でスリランカカレーの真髄を味わってきた

スリランカの家庭料理の魅力が満載!

スリランカカレープレートはメインを1つ選んで1200円。追加一品につき300円
スリランカカレープレートはメインを1つ選んで1200円。追加一品につき300円

 お昼の日替わりカレープレートは、カレー1種盛り(1200円)と2種盛り(1500円)から選ぶことができます。この日は、チキンカレーと鰤のカレーでした。

 欲張って2種盛りをオーダーし、カウンターに座って待っていると、目の前で、古積さんがフライパンで何かを炒め始めました。

筆者:それ、何ですか?

古積さん:4種類の副菜のうちの1つ、「青菜のマッルン」です。青菜とココナッツの和え物で、今日は大根の葉っぱとココナッツファインと塩で炒めてます。

筆者:油を使わないんですね。

古積さん:時には油を使う人もいますが、私はこの和え物に関しては使わずに作ります。スリランカの家庭料理はココナッツを使用する料理が多く、油を使わなくてもコクが出ると思います。

筆者:スパイスは何を?

古積さん:ターメリックを少々。最後にライムかレモンを搾ります。

筆者:スパイスも1種類だけなんですか?

古積さん:スパイスもそんなに多く使いませんね。スリランカではココナッツの和え物を色々作ります。現地には苦い葉がたくさんあって、それを使うんです。おうちで作るならキャベツの外側の硬い葉など、捨ててしまうような葉を使っても美味しくできますよ。

気さくになんでも答えてくれる古積さん。もともとはインド料理の先生だったが、スリランカ料理にハマり、現地に渡って様々な家庭で教えてもらったその味を、お店で味わえる
気さくになんでも答えてくれる古積さん。もともとはインド料理の先生だったが、スリランカ料理にハマり、現地に渡って様々な家庭で教えてもらったその味を、お店で味わえる

 しばらく古積さんの調理する姿を眺めていましたが、とにかく手際がいい。手早く炒め、温め、揚げていきます。そうして出来上がったカレープレートがこちら。

上の左から時計回りに、キリマール(魚のカレー)、チキンカレー、ジャガイモとインゲンの煮物、パリップ(レンズ豆の煮物)、唐辛子のふりかけ、青菜のマッルン、中央は、バスマティライスと日本米、上には豆のせんべいのパパダン
上の左から時計回りに、キリマール(魚のカレー)、チキンカレー、ジャガイモとインゲンの煮物、パリップ(レンズ豆の煮物)、唐辛子のふりかけ、青菜のマッルン、中央は、バスマティライスと日本米、上には豆のせんべいのパパダン