東京から日帰りOK! 美食リゾートとして復活した伊豆の『ミクニ伊豆高原』で相模湾の旬を味わってきた

三國清三×隈研吾がコラボした地中海料理レストラン

 そんな新たな魅力あふれる伊豆エリアに、新規オープンしたのがオテル・ドゥ・ミクニの三國清三氏プロデュースによる地中海料理レストラン『ミクニ伊豆高原』です。

伊豆活性化の一環として東急株式会社の野本弘文会長が三國清三シェフと隈研吾氏にレストランのプロデュースを打診した『ミクニ伊豆高原』。記者会見では多くのメディアが訪れた
伊豆活性化の一環として東急株式会社の野本弘文会長が三國清三シェフと隈研吾氏にレストランのプロデュースを打診した『ミクニ伊豆高原』。記者会見では多くのメディアが訪れた

 伊豆高原駅を出てすぐ高台に位置する「ミクニ伊豆高原」は、今年10月5日にオープン。外周のガラス面と木組みの構造体が印象的な建物の設計は、新国立競技場も手がける隈研吾氏。三國清三と隈研吾という2人の世界的アーティストがタッグを組み、相模湾の眺望と山海の地元食材が楽しめる、伊豆ならではの美食空間が実現しました。

「昨今は1名を10店舗が取り合うほどの人手不足。地方活性化には人材確保がカギ」と語る三國氏。1ヶ月のバカンス休暇を与えるなど条件面に配慮し、優秀な調理スタッフを集めることに成功した
「昨今は1名を10店舗が取り合うほどの人手不足。地方活性化には人材確保がカギ」と語る三國氏。1ヶ月のバカンス休暇を与えるなど条件面に配慮し、優秀な調理スタッフを集めることに成功した

 オープンキッチンからライブ感の感じられるインサイドと、開放感にあふれるテラス席が用意された『ミクニ伊豆高原』の店内は“スマートカジュアル”な雰囲気。アラスカヒノキの優しい木目とオリーブをモチーフとしたグリーンが伊豆の陽光とあいまって、時間を忘れるような心地よさを実感できます。

店内からは相模湾が一望できる。地中海料理のレストランというだけあって、高尚すぎず、適度にくつろげる雰囲気も魅力
店内からは相模湾が一望できる。地中海料理のレストランというだけあって、高尚すぎず、適度にくつろげる雰囲気も魅力

 三國氏曰く「テーブルウェアはすべて隈さんの指定」とのことで、インテリアやテーブルウェアも素材感を生かしたもの。昨今は欧州の3つ星レストランでもテーブルクロスをあえて敷かないのがトレンドですが、こちらも同様、テーブルウェアがさりげなく主張するコーデです。