300℃で煮えたぎる新感覚ラーメンとは? 高田馬場にオープンした『石器ラーメン』を食べてきた

300℃で煮えたぎる新感覚ラーメンとは? 高田馬場にオープンした『石器ラーメン』を食べてきた
食楽web

 東京・高田馬場に石焼ビビンバならぬ、石焼きラーメンを売りにした『石器ラーメン』が8月29日にオープンしました。

 300度以上に熱した石鍋に麺と具材を入れ、そこにお店の方がスープを注ぎ入れるというユニークなラーメン。石鍋は「韓国の工場に特注したオリジナルの石器ラーメン丼」なのだとか。面白そうなので、さっそく行ってきました。

超高温の石鍋に、店の人がスープを注いで完成。沸騰しまくりです
超高温の石鍋に、店の人がスープを注いで完成。沸騰しまくりです

 メニューは、基本の「石器ラーメン」(豚骨醤油)のほか、「豚骨塩味」「豚骨味噌」があり、ニンニクや青唐辛子、山椒、胡椒入りなど辛さを選べます。

各ラーメンのネーミングも原人、氷河、マンモスなど石器時代を彷彿させます
各ラーメンのネーミングも原人、氷河、マンモスなど石器時代を彷彿させます

 まずは、スタンダードな「石器ラーメン」から試してみることに。カウンターには食べ方を書いた用紙が敷いてあります。この紙は、スープを投入した際に跳ねるアツアツのスープから身を守る“はねよけシート”でもあります。どれほど熱いのでしょう、ちょっとワクワクしてきます。

はねよけシートとしての役割も果たす説明書き
はねよけシートとしての役割も果たす説明書き

 まず登場したのは、石鍋に入った麺と具のみ。見た目は普通に見えても、前述したように、この石鍋は300℃に熱しているので、迂闊に触ってはいけません。

器に触ると火傷必至なので要注意
器に触ると火傷必至なので要注意

 続いて、お店の人がスープを投入します。じゅわわわわ~っと音を立て、スープが石鍋の中で煙を上げながら泡立っていきます。もちろん、このときは、さきほどの紙で自分の顔をかばいながら見ております。

「1分経ったら残りのスープを入れてください」とお店の人。そこで、今度は自らスープを投入。するとさらにグツグツと煮えたぎり、麺も具材も隠れてしまうほどブクブクの泡一面となりました。こんなラーメン初めてです。

見た目は地獄。とにかくインパクトがスゴい
見た目は地獄。とにかくインパクトがスゴい

 このまま麺をすするのは危険。そこで鍋と一緒に出された小腕に移しながら食べます。ハフハフしながらいただくと、濃厚な豚骨スープはまろやかな味。中太麺はモチモチしていて、噛み応えがあります。鍋からすくって食べているせいもあり、鍋の〆ラーメンを食べているような気分。鍋が熱いままなので、いつまでたっても温度が下がることはありません。最後まで、アツアツのスープと麺を楽しむことができるのです。

この小椀に移してフーフーしながら食べましょう
この小椀に移してフーフーしながら食べましょう

 このスタンダードな「石器ラーメン」は、非常にマイルドな味。麺を食べ終わり、お腹に余裕がある人は、お店の方に「追い飯」と声をかけ、ご飯をもらいましょう。これまた鍋の「おじや」的な感覚を味わえるのです。

 ちなみに辛いモノ好きな人は、卓上にスパイス類がないので、2辛、3辛メニューを選んだほうが良いと思います。10辛の「氷河ラーメン」もあります。マグマのように熱いうえに辛い。新感覚のラーメン、ぜひ挑戦してみてください。

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

石器ラーメン

店名:石器ラーメン

住:東京都新宿区高田馬場2-14-3
TEL:03-3200-0666
営:11:00~23:00
休:無休
https://sekkiramen.com/