強烈な肉のうま味にどハマり必至! 日比谷『居酒屋 一角』の名物からあげを食べてきた

強烈な肉のうま味にどハマり必至! 日比谷『居酒屋 一角』の名物からあげを食べてきた
「鶏の唐揚げ おろしポン酢」。やや大ぶりのからあげが4個 | 食楽web

 昨年(2018年)にオープンした東京ミッドタウン日比谷。その3階にある「ヒビヤ セントラル マーケット」といえば、クリエイティブディレクター・南貴之氏が世界中で拾い集めた“市場”や“街角”や“路地”の記憶を237坪のフロアで表現した、小さな街のような複合型店舗です。そして、ここにある『居酒屋一角』は実はからあげが名物で、カラアゲニストである筆者がランチで食べて“どハマり”してしまった逸品なんです。

 いただいたのは夜のメニュー「一角名物 鶏の唐揚げ おろしポン酢」(700円)。からあげとおろしポン酢の組み合わせはポピュラーで、たっぷりのポン酢と大根おろし…というイメージが強いと思います。しかしこちらはポン酢に漬した大根おろしをしっかりしぼっており、水っぽさがありません。

強烈なまでの肉のうま味がガツンと攻めてきます
強烈なまでの肉のうま味がガツンと攻めてきます

 さて、醤油ベースの秘伝のタレに漬け込んだからあげは、やや大ぶりです。ひと口食べると生姜の強い風味が。といってもガツンと来るわけではなく、ジワッと攻めてくる感じです。しかしそれ以上にスゴいのが肉のうま味。生姜や醤油の味を蹴散らしてなだれ込んできます。衣はサックリ系で、歯を入れただけで肉汁がボタボタッとこぼれるほどジューシーです。うま味たっぷりの肉汁に包まれた肉は弾力があり、口の中で飛び跳ねるよう。飲み込んだあとは生姜の爽やかな風味が口中を席巻、しばらくその余韻を楽しめます。

おろしポン酢はしっかりとしぼってあります。おつまみとしても秀逸
おろしポン酢はしっかりとしぼってあります。おつまみとしても秀逸

 また、おろしポン酢をからあげにのせて食べると、大根のピリっとした辛味とポン酢の酸味がいいアクセントに。水っぽさがないので衣の食感を損ないません。このおろしポン酢は、それだけ食べても十分に美味しく、お通しに出してもいいのではないかと思ってしまうほどです。

 ランチタイムは1個150円でからあげを追加できます。夜はおろしポン酢以外に「甘辛 山椒醤油(750円)」「タンドリーチキンスパイス風味(800円)」もあり、好きな味を選べるのが嬉しいですね。

●SHOP INFO

居酒屋 一角 店内

店名:居酒屋 一角

住:東京都千代田区有楽町1-1-2 3F ヒビヤ セントラル マーケット内
TEL:03-6205-8996
営:11:00~23:00(L.O.22:00)
休:施設に準ずる

●著者プロフィール

松本壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。