注目度上昇中! 東京で至極の「羊肉」が味わえる名店5選

注目度上昇中! 東京で至極の「羊肉」が味わえる名店5選
食楽web

 日本で肉の定番といえば牛、豚、鶏の三種。しかし昨今、この三種に続く新定番となりつつあるのが“羊肉”です。ヘルシーで亜鉛やビタミンB群などの健康や美容、ダイエットに効果があるとされる成分が多く含まれているということで、かなり注目されている肉です。

 ですが、中には独特な匂いや、クセがあると敬遠している人も多いのではないでしょうか? そこで、いま注目の東京で美味しい羊肉を食べられるお店をご紹介します。

『北京胡同焼肉』(新宿)

これぞジンギスカンの元祖! 北京風「羊」焼肉専門店

 こちらのお店は、ジンギスカンのルーツとなる料理が味わえる中国・北京風の羊焼肉の専門店。鋳鉄の鍋の上で、パクチーや玉ねぎなどの野菜と一緒にタレに漬けた羊肉のスライスを炭火で焼いて食べます。

 食べ放題(2,980円)が基本で、もも肉からハツ、マメなどの内臓系まで楽しめるほか、エビやイカなどの海鮮や豚や牛の肉も味わえます。プラス1,000円で飲み放題になるので、コスパ抜群。価格も北京の裏路地そのままです。

 その他にも北京で羊焼肉に欠かせない「ごま焼きパン」(200円)や中国の煮物の定番「羊足」(1,000円)など、日本ではまずお目にかかれない北京の味が揃っています。

 一品の量が多いので、4名以上で行くのがベスト。店員さんが焼き方をはじめいろいろと優しく教えてくれるので、会話しながら羊料理を楽しめますよ。

●SHOP INFO

店名:北京胡同焼肉(ペキンフウトンヤキニク)

住:東京都新宿区新宿5-17-11 白鳳ビル3階
TEL:03-6875-1708
営:11:30~14:30、17:00~24:00、日曜、祝日11:30~14:30、17:00~23:00
休:なし

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『ジンギスカン羊一』(新宿)

ラム肩ロースが史上最強に旨い羊肉の楽園!

 昨今の羊肉ブームで、日本でもさまざまな部位が味わえるようになりましたが、ジンギスカンの基本とも言える肩ロースにこだわったお店が、都内に数店舗を構える『ジンギスカン羊一』。

 こちらのお店では、ジンギスカン店でも希少な「オーストラリア ヴィクトリア州産肩ロース」を食べられます。ベーシックな味にとことんこだわったというこちらの「ジンギスカン」(ジンギスカンセット一人前980円)は、改めて肩ロースという部位の魅力に気づかせてくれます。

 新宿店以外にも、渋谷、五反田、田町にも店があるので、ぜひ出かけてみてください。

●SHOP INFO

店名:ジンギスカン羊一 新宿店

住:東京都新宿区歌舞伎町2-8-12 新宿アーバンホテル2階
TEL:03-6457-6929
営:17:00~23:30、日曜祝日16:00~23:30(※金・土は朝4:00まで営業)
休:なし(年末年始等を除く)
http://www.youichi.jp/

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『ジンギスカンゆきだるま中野部屋(本店)』(中野)

“鮮度・味・雰囲気”三拍子揃った中野ジンギスカンの名店

 美味しいジンギスカンが食べたいな、と思った時にぜひ訪れたいのが『ジンギスカンゆきだるま 中野部屋一門』。東京近郊に5店舗を展開するジンギスカン専門店で、連日予約でいっぱいの人気店です。日本国内輸入量の1%しかないとってもレアなアイスランド産ラム肉で作られるジンギスカンは、まさに絶品。

 こちらの店では、最初に「スタートメニュー」(963円)をオーダーするシステムになっています。臭み消しの調味料などを一切使っていない厚切り肉は、アイスランド産ラム肉の本来の美味しさをしっかり味わうことができます。ピリ辛のタレに付けていただくと、柔らかな食感と溢れる旨味がまぁ美味しいこと! 一般的なラムと違って臭みが本当にないので、厚切りでしっかりとした食べ応えなのに、どんどん食べられてしまいます。

 さらにジンギスカンでは珍しい、「〆のつけ麺」(一人前381円)も必食の一品。かなりの人気店なので、行く際は早めの予約がオススメ。同じ中野に『ジンギスカン中野部屋 はなれ』もあるので、本店が埋まっていたらこちらもチェックを。そのほかに、両国部屋、亀戸部屋、本八幡部屋があります。ジンギスカンが苦手な人にこそ、食べてもらいたい絶品ジンギスカンのお店です。

●SHOP INFO

店名:ジンギスカン ゆきだるま 中野部屋(本店)

住:東京都中野区中野3-33-20 中野五差路ビル2F
TEL:03-3380-8321
営:17:00~24:00
休:なし(年末年始等を除く)
※全て税別

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『大衆焼肉コグマヤ』(池袋)

安くて美味い! これぞ大衆ジンギスカン

 世界的に“ごちそう肉”として扱われることの多い羊肉が250円という破格の安さで食べられるのが、こちらの『コグマヤ』。

 メニューはもちろん羊肉がメインで、「名物ジンギスカン」(250円)、「こってりジンギスカン」(250円)、「ピリ辛ジンギスカン」(280円)この3種類。お肉はその時によってオーストラリアやNZ産を使い分け、価格を抑える工夫をしているのだとか。

 きちんとした下処理をしているので、安い価格帯の羊のお店にありがちな、例の羊臭は全然ありません。さらに、食べ方がまた変わっています。皿(ステンレスの銀皿。これがまたいい)にキャベツとタレを入れ、好みでにんにくと唐辛子を加えてヘラで刻みます。これがタレ。そこに、焼いた羊をつけて食べるのですが、この食べ方がまた羊に合う!

 羊以外の肉も、ホルモンや馬肉など、魅力的で肩肘張らないものばかり。2次会的に肉を少し追加で食べたいときなども使い勝手がいい庶民派の名店です。

●SHOP INFO

店名:大衆焼肉コグマヤ

住:東京都豊島区西池袋1-20-2
TEL:03-6709-2577
営:17:00~23:45(LO 23:20)
休:なし(年末年始除く)

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『焼き羊』(市ヶ谷)

和×羊が旨い! 超希少な羊肉専門の和食店

 2018年5月に東京・市ヶ谷にオープンした和食店『焼き羊』。和食で羊を扱う希少なお店です。メニューには、「ラムコロッケ」(650円)、「ラムの生ハム」(850円)、「ラムの卵とじ」(850円)、「ラムの肉豆腐」(900円)など。圧倒的なラム料理の数々が並びます。

 香りの強い羊という食材を消すのではなく、和食の持つ“活かす技術”で新たな息吹を吹き込んだ羊料理は、匠の技が光るものばかり。牛・豚・鶏の代用ではなく、しっかりと「羊肉だからこの味になった」と主張する羊料理は一食の価値ありです。日本酒から焼酎、ワインまで、お酒の種類もかなり豊富なので、左党の方にも満足できるお店です。

●SHOP INFO

店名:焼き羊

住:東京都千代田区九段南4-4-7 中川ビル B1F
TEL:03-6261-3390
営:ランチ11:30~14:00(火~金)、ディナー17:30~23:00(22:00L.O)
休:土・日・祝

(取材・文◎菊池一弘、平あきら)