勝浦で一番行列する『元祖 勝浦式担々麺 江ざわ』を初体験! 勝浦タンタンメンを美味しく食べるための“五箇条”とは?

勝浦で一番行列する『元祖 勝浦式担々麺 江ざわ』を初体験! 勝浦タンタンメンを美味しく食べるための“五箇条”とは?
食楽web

 ご当地ラーメンはいろいろありますが、ほとんどのものが東京で食べることができます。しかし、「勝浦タンタンメン」は勝浦に行かないと食べられません。かなりメジャーな麺にも関わらず、です。つまり、広く流出していないから国民の多くの方がまだ食べていないことになります。筆者もです。そこで、皆さんの代わりに勝浦まで行ってきました。

 東京から車で1時間半、向かった先は勝浦駅から少し山側に入った場所にある『元祖勝浦式担々麺 江ざわ』さんです。民家が並ぶ中にポツンとありますが、平日、休日問わず行列必至で、数ある勝浦タンタンメン屋さんの中でも一番並ぶと噂のお店です。

『江ざわ』さんは、もともとは勝浦港近くで食堂を営んでいました。その初代の店主が昭和29年、四川の汁なし担々麺をヒントに、店の醤油ラーメンに担々麺に使用するラー油や挽肉といった具材を載せた辛いラーメン「江ざわ式・担々麺」を考案。これが漁師や海女さんたちの間で「冷えた身体が温まる」と評判となり、口コミで広まって、担々麺を作る店が増えたのだそうです。

 ちなみに、いわゆる汁あり担々麺では必ずといって入る芝麻醤は入っていません。また、現在の勝浦タンタンメンは、ラー油、挽き肉とともに、刻んだ玉ネギを炒めた具材が入っているのが特徴ですが、これも『江ざわ』さんが、初期のものから、甘みを加えるために、炒め煮した玉ネギをプラスしたのが最初だそうです。