焼きそば&たいやきの組み合わせがオススメ!

この甘味喫茶スペース『Naniwaya Cafe』では、たい焼きセット(800円・煎茶やほうじ茶、コーヒーなどから選ぶ)のほか、あんみつやみつまめ、かき氷などもいただけます。そして、実はここで、多くのお客さんが昼時に頼んでいるのが「焼きそば」(600円)。まず焼きそばを食べ、その後に「たい焼き」を楽しんでいるんです。
たい焼きを食べに来たのに、焼きそば? と思った人もいるでしょう。しかし、実際に食べてみれば、この組み合わせがめちゃくちゃ最高なことがわかると思います。もはや、たい焼きを食べるために作られた焼きそばと思ってしまうほどにちょうどよく美味しいんです。

一口に焼きそばと言っても、ソースや麺や具材、調理法によって、いろんなタイプがありますよね。筆者の好みとしては、肉・野菜が多く、もちもちした太麺で、ソースの旨み・甘みが濃厚なタイプ。なのですが、『浪花家総本店』の「焼きそば」はそれとは正反対。

肉は小さい&少なくて、野菜はキャベツだけ。そして麺は細くて、絡むソースはかなり薄味。「それ本当に美味しいの?」と思うなかれ。これがめちゃくちゃ後をひく旨さなんです。
キャベツは少ないもののシャキシャキ。細めの麺は軽い食感ながらソースの出汁が中までしっかり染み込んでいて、青のりの風味と共に実に味わい深い。油っぽさもなくて、めちゃくちゃ上品です。食後感も非常に軽い。これ、本当にありそうでないタイプの焼きそばなんです。
![ありそうでない『浪花家総本店』の「焼きそば」[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/02/20250302-naniwaya07.jpg)
そしてこの焼きそばを食べ終わって一息ついた、絶妙なタイミングで、焼きたてアッツアツのたい焼きが登場します。出汁の効いたソース味が残る舌、そこにパリッとした皮を頬張れば、中からこれまた塩味が効いた甘いホクホクあんこ。
ここの焼きそばとたい焼は、最高のマリアージュです。というわけで、『浪花家総本店』に行ったら、ぜひ2階の喫茶でこの2つを食べてみてください。絶品ですよ!
(撮影・文◎土原亜子)