【箱根グルメ】湯上がりのやわ肌のような食感。老舗『ちもと』の銘菓「湯もち」の魅力とは

【箱根グルメ】湯上がりのやわ肌のような食感。老舗『ちもと』の銘菓「湯もち」の魅力とは
食楽web

●箱根を代表する土産として70年以上愛される銘菓『ちもと』の「湯もち」。愛され続ける理由を探った。

 駅前のメインストリートを塔之澤方面に数分歩くと見えてくる、白い洋館に瓦屋根、立派な暖簾がかかる建物、そこが箱根を代表する銘菓を提供する『ちもと 駅前通り店』です。

お店のロゴは地図で用いられる銀行マークがモチーフ。銀座にあった総本店近くに銀行があったことにちなんでいます
お店のロゴは地図で用いられる銀行マークがモチーフ。銀座にあった総本店近くに銀行があったことにちなんでいます

 ルーツとなる総本店は、大正期の道灌山(荒川区西日暮里界隈)で創業し、後に銀座に移転。そこからのれん分けし、昭和25(1950)年に箱根で開業したのがこちらの『ちもと』です。

「湯もち」1個(バラ)290円
「湯もち」1個(バラ)290円

 国産もち米を使用した白玉粉を蒸して練り上げたやわらかいお餅の中に、早川の岩石になぞらえた自家製羊羹を切り入れ、柚子の香りでミカンの里を匂わせた箱根を代表する銘菓が「湯もち」です。その味わいの秘訣を探ってみましょう。