ニンニクが爽やかに香る正統派醤油からあげ

いただいたのは「唐揚げ」(5個・495円)と一番人気の「特製醤油全部のせラーメン」(並・1023円)。ラーメン×からあげの組み合わせです。さっそくからあげから。ひと口ガブリといったところで思わず「ヨッシャ!」とつぶやいてしまった筆者。以前食べたときよりも数段美味しくなっています。

カリッとした衣にはかすかにモッチリ感もありますが、歯がすぐに肉に到達する薄衣。肉の旨みがダイレクトに舌に飛びついてきて、嬉しい不意討ちにちょっとビックリしました。その旨さが口の中にどっしり居座り、次のひと口、次の1個を無意識に求めてしまいます。ニンニクの風味も爽やかで、正統派の醤油からあげといったところです。
ラーメンのあっさりした醤油スープと絶妙なバランス!

ラーメンは見た目はこってり系ですが、スープをひと口すすれば、かなりあっさりしていることがわかります。これはからあげに合うと確信。こってりし過ぎていると、からあげの味とケンカしてしまうことがありますからね。
さっそくスープにひたしてガブリ。カリッとしていた衣にしっとり感が加わって、味変の第1段階クリア。醤油味のスープが、からあげの醤油味とうまくからんで、味が倍加します。味変成功! これは相性バツグン、バランス良好です。ここからからあげ→麺→スープ…という無限ループがスタート。麺とスープがあるので、定食のような感覚で楽しむことができました。
懐かしさ感じる素朴系からあげは旨かった

ウワサ通り、味がレベルアップしていたこちらのからあげ。正統派…と言いましたが、なんだか懐かしい素朴さがあります。鶏のからあげというものが世に出てきたときはこんな味だったんじゃないだろうか…などと想像してしまう味。
ラーメン×元祖系からあげ。この組み合わせの妙を、ぜひ一度味わってみてください。
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。