ハーフ&ハーフなら、2種のカレーを同時に楽しめる
「実は、こちらのポークカレーが美味しいという噂を聞いて食べにきたんです」と伝えると、「主人の自慢の1品です」と早速盛り付けてくれた。
ちなみに、こちらのカレーは定番の「ポークカレー」(900円)と、「週替わりのカレー」(900円)の2種類があり、それぞれ単品でも頼めるが、2種盛りの「ハーフ&ハーフ」(1,000円)もあるというので、それを頼んでみた。

真ん中に五穀米、左が「ポークカレー」で、右は、今週の「オイルサーディンとキャベルのカレー」は、見た目にもおいしそうだ。
ポークカレーは、とろりとしていてブロックの豚がとろけるほど柔らかい。シチューのように濃厚で、スパイスの奥にしっかりと肉と野菜の甘みを感じる。
一方、「オイルサーディンとキャベツのカレー」は、さらりと軽く、オイルサーディンとレモンの酸味が効いていて、キャベツの食感も適度に残っている。カレーというより、スパイスの効いたお酒のアテのようにも感じられる。

「どちらも実はそんなにスパイスは使っていないんですよ」とみちるさん。ポークカレーのほうは、クローブ、カルダモン、クミン、ローリエ、シナモンなど定番のものしか使っていないと言う。
「単純なのですが、ポークの方は野菜と一緒に時間をかけて柔らかくなるまで煮込み、その旨みを味わってもらえたらと思って作っています。また、オイルサーディンとキャベツの方のカレーは、少々変わり種ですが、これはパスタのレシピからヒントを得ています。主人がもともと好きなサラサラと食べられるおかずのようなカレーを目指して作りました」
