今年の最優秀ラーメン候補! ラーメン官僚が祐天寺『Ramen Break Beats』の醤油&塩らぁ麺を実食レビュー

今年の最優秀ラーメン候補! ラーメン官僚が祐天寺『Ramen Break Beats』の醤油&塩らぁ麺を実食レビュー
食楽web

 今回ご紹介するお店は、2022年1月8日にオープンした『Ramen Break Beats(ラーメン ブレイク ビーツ)』。場所は東急電鉄東横線・祐天寺駅から10分程度歩いたところ。道中、景色が徐々に商店街から住宅地へと移り変わり、「こんな場所にラーメン店が存在するのか?」と、不安に駆られる方もいるかもしれませんが、心配はご無用。

 優良店のロケーションは、鉄道駅から2~3km離れた場所にあるなど、必ずしもアクセスが良好でない場合も多く、住宅地のど真ん中にポツンと1軒佇んでいるのが高名な実力店、ということも珍しくありません。地方の店だと、“最寄り駅”と呼べるものすらない場合も…。

 そう考えてみれば、最寄り駅から1kmに満たない場所にある『Break Beats』の立地は、問題視するに値しない部類。この『Ramen Break Beats』。現在(2022年3月現在)、オープンから2ヶ月あまりの月日が流れたところですが、とにかく足を運んだラーメン好きの知人・友人からの評価がおしなべて良い。上々なんです! すでにラーメンマニアの間では「もう祐天寺に行った?」というのが、イコール『Break Beats』への訪問の有無を尋ねる言葉として通用するほど。

 当然、マニアの1人として、私も到底、看過することはできず、3月に入った早々のタイミングで、足を運んでまいりました。ロケーションは、冒頭で述べたとおり、住宅地のど真ん中。近くには『麺屋東京かとむら』という、2017年にオープンした油そばの人気店があり、そちらにも絶え間なくお客さんが入店しています。

祐天寺駅から徒歩10分で到着。木の質感を巧みに活かした店舗外観
祐天寺駅から徒歩10分で到着。木の質感を巧みに活かした店舗外観

 木の質感を巧みに活かした店舗外観は、予備知識がなければ、それがラーメン店であるとは分からないほどスタイリッシュ。特に表札がオシャレですね。切り出した木材のようなプレートに、赤色で刻まれた『Break Beats』の屋号。なんとなく日本のラーメン店っぽくないのは、店主の柳瀬拓郎さんがカナダでシェフを勤めていた経験があり、かつ、DJという別の顔もお持ちだからでしょうか。

 黒地に赤色で屋号、白色で「RAMEN」の文字が刻まれた暖簾(のれん)も実に印象的。ここまでセンスの良さを感じるラーメン店のファザードにはそうそうお目にかかれません。

店舗内観(食楽web)
店舗内観(食楽web)

 券売機で販売されるのは2種類のレギュラーメニュー(「醤油らぁ麺」、「塩らぁ麺」)に加え、限定らぁ麺等。事前に信頼できる知人から「『醤油らぁ麺』、『塩らぁ麺』ともにハイレベル」との情報を入手していたので、迷うことなく「塩」「醤油」の2杯を連食させていただきました!