![名古屋人が愛してやまない「コーミソース」って何だ? “煮込み焼きそば”を作ったら絶品だった!](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2022/07/20220709-koumi01.jpg)
先日、名古屋に遊びに行った時に、在住の友人から、「これ美味しいよ」とソースをもらいました。え? なんでソース? とちょっと面食らいました。名古屋といえば、味噌煮込みうどんや味噌カツなど“味噌”のイメージが強かったので、不思議だったのです。
しかし友人いわく、「名古屋でソースといえば、このコーミソースが定番なのよ。このソースで焼きそばを作ると美味しいよ」と言って、「コーミソース焼きそば」という即席麺まで一緒にくれたのです。
![名古屋の定番「コーミソース」と「コーミソース焼きそば」](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2022/07/20220709-koumi02.jpg)
さっそく家に帰ってコーミソースをなめてみたら、思わず「ウマっ」と声が出てしまいました。普通のソースよりも甘さがなく、キリッとしていながら旨みは強く、ソースと醤油のいいとこ取りをしたような、不思議な美味しさ。これは洋食でも和食でもどちらにも使えそう!
![コーミソースの小さいバージョン「ちびちゃん」。ちなみにコーミと言う名前は漢字の「香味」から来ているんだそう](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2022/07/20220709-koumi03.jpg)
コーミソースのパッケージには“こいくち”と書いてありますが、関東&東北で使われている「中濃ソース」や関西でメジャーな「どろソース」、はたまた広島人御用達の「おたふくソース」のような、どろどろした感じはありません。ウスターソースのようにサラサラして酸味があるのに、独特なツンとしたトゲもなし。
試しにメンチカツにかけて食べてみると、控えめに言って最高のひと言。揚げ物といえば、しばしば醤油派、ソース派に分かれがちですが、その両方の良い部分が同居しているのです。これは超便利なソースなんでは…? 名古屋で愛されまくっているのが一瞬でわかった気がしました。
![サラサラしているコーミソース](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2022/07/20220709-koumi04.jpg)
調べてみると、このコーミソース、昭和20年代に名古屋で誕生したんだそう。八丁味噌を好む中京圏の嗜好に合わせて「こいくち」にしているそうですが、実は塩分控えめ。しかもノンオイルで、カロリーがマヨネーズの1/5だとか。美味しいうえに体にも良いとか最高じゃないですか!