【ベジつまみ】ネギたっぷり! ねぎ焼き|たまには炭水化物をガッツリ食べたいのだ! という話

働く妙齢男女が直面する「野菜を摂らなきゃ」プレッシャーも何のその。楽しくおいしく、野菜で飲めれば最高! と、酒に合う野菜のおつまみ、通称“ベジつまみ”を提案。外食好き&料理ベタの酒飲み女性ライターが、マクロビ料理家・丸さんの指南を受けつつお届けします。

10話【ベジつまみ】ネギたっぷり! ねぎ焼き|たまには炭水化物をガッツリ食べたいのだ! という話
食楽web

「酒のつまみ」と聞けば、塩気の効いた小さな一品が王道。だけれども、飲みたいしお腹も減っている、というときの「つまみ」って、少々ボリューム的に物足りなかったりする。お米まではいらないけれど、「炭水化物食べた!」って感じがほしい。そんな腹ぺこな夜のお供はなんぞや?

「ねぎ焼き、いいんじゃないですか?」と、丸さん。たしかによさそう。でもどちらかというと、豚肉の1枚2枚乗ったお好み焼きが食べたくなりそうだけど。

「ベジでお好み焼きを作ると、肉や魚が入ってないことが物足りなく感じるんですよ。それならいっそ、ねぎたっぷりの『ねぎ焼き』のほうが、満足感があるはずです」

 分かったような、分からないような「ふうん」というテンションで、出来上がりを待つ私。そこに、やってきた。カツオブシ踊る「ねぎ焼き」。生地の中にみっちり入ったねぎが甘くて少しほろ苦い、大人の味だ。小麦粉ならではの食べ応えもあるのに、たっぷりねぎのせいか重くない。うん、これはおいしい!

「卵とカツオブシなしで完全ベジにもできますけど、卵を入れたほうがふんわり焼き上がります。今回はソースとマヨネーズで仕上げましたが、ポン酢につけて食べるのもおいしいですよ」

 この絶妙なほろ苦さとポン酢……間違いなくおいしそう! そして日本酒に合いそう! 丸さん曰わく、具材がねぎだけだと物足りないときは、納豆を生地に混ぜて焼くのもおすすめなのだとか。最初の「ふうん」テンションなどどこへやら、パクパクと食べ進めるうち、1枚でしっかりお腹がいっぱいになったのであった。ああ、幸せ。