卵かけご飯が“ウニやアワビ風味”になる!? 超優秀な醤油をプチマルエツで発見!

卵かけご飯が“ウニやアワビ風味”になる!? 超優秀な醤油をプチマルエツで発見!
食楽web

 突然ですが、「卵かけご飯」のブームが去って、空前の「醤油がけご飯」が筆者のマイブームです。材料は醤油、ご飯、卵。「それ、TKGと一緒じゃねーか」と突っ込まれるのは覚悟の上です。でも全然違うんです。メインはあくまでも醤油。すなわち「SKG」です。ちなみに「卵かけご飯専用の醤油」を使うわけではありません。あれはあくまでも卵を美味しくするための調味料です。「SKG」は、美味しい醤油がメイン。もし卵を切らしていても大丈夫。そのお醤油とご飯だけでいいのです。

 なぜそんな変なことを言い出したかというと、ただご飯にかけるだけでリッチな味になるお醤油を発見してしまったからなのです。それは近所のプチマルエツで偶然、購入した「うに醤油」と「鮑(あわび)醤油」。

アサムラサキの「うに醤油」680円、「あわび醤油」680円(各150ml)
アサムラサキの「うに醤油」680円、「あわび醤油」680円(各150ml)

 ウニ、アワビといえば、庶民は滅多に口にできない高級食材です。庶民中の庶民である筆者は、ウニ、アワビという高尚な文字を近所の“プチマル”で目にするとは思ってもいませんでした。だからこそウニ、アワビというネーミングの醤油に目が釘付けになったのです。

 しかも1本たった680円(150ml)! 醤油にしてはお高いと言う方もいるかもしれませんが、ウニとアワビですよ。3桁で買えるのが奇跡に近い。しかも高級感溢れる化粧箱入り。これはぜひ無理してでも試さなければ、と“即買い”いたしました。特に筆者は無類のウニ好きなので、ウニ感があることを期待して帰宅。

 箱から出してみると、期待を裏切らない陶器製の可愛い瓶。楷書体の文字がさらに高級感を醸し出し、なんとなく外国人にもウケそうです。

 まず試したのは、卵をのっけただけのご飯から。「うに醤油」の蓋をあけて香りを嗅ぐと、最初に立つのは醤油の濃い香り。舐めてみると甘く、磯のような香りがしてきます。さっそく“卵のっけただけご飯”に「うに醤油」をかけてみると、黄身に負けないくらい醤油がとろりとしていて濃厚そうです。

 箸でよくかき混ぜると、黄身とウニ醤油が混ざり合い、本物のウニのような色になりました。さあ試食です。一口食べると、まず醤油の芳醇な甘さが飛び込んできて、次にウニのような香りが立ちます。いつもの「卵かけご飯」が高級旅館の朝食のような上品な風味になって、格段にレベルアップしました!

 しかし、ちょっぴり卵が邪魔をしているのか、「ウニ感」が薄いように思えます。そこで、今度は「ウニ醤油」だけの「醤油かけご飯」で試してみることに。

「ウニ醤油」とアツアツのご飯だけ。まるでニッポンの食の原点に立ったようなビジュアルを前にしてみると、醤油という発酵調味料の力強さ、白米の自然な優しさ、そして双方が支え合う構図に「醤油がけご飯」の偉大さを感じます。卵は入りません。

 一口食べてみると、ただの醤油ではなく、魚介のダシがしっかり効いていて、そこにウニの芳醇な香りが広がります。さらにウニ特有の甘さも感じます。とにかく美味しくてお代わりしちゃいました。「卵かけご飯」場合、お代わりは卵を2個使いますが、「醤油かけご飯」の場合は、2個も卵を食べちゃう罪悪感や遠慮がないのもいいところ。

 ちなみに「鮑醤油」は「うに醤油」に比べてサラサラしています。こちらはなんと「モンドセレクション2016最高金賞を受賞」した醤油であることを後で気づきました。確かにアワビの風味が効いていてかなり美味しい醤油です!