ツルリふっくら豆腐の食感! 「たっぷりキノコのせ豆腐ステーキ」のレシピ|ベジつまみ

働く妙齢男女が直面する「野菜を摂らなきゃ」プレッシャーも何のその。楽しくおいしく、野菜で飲めれば最高! と、酒に合う野菜のおつまみ、通称“ベジつまみ”を提案。外食好き&料理ベタの酒飲み女性ライターが、マクロビ料理家・丸さんの指南を受けつつお届けします。

「たっぷりキノコのせ豆腐ステーキ」のレシピ|湯豆腐? 茶碗蒸し? ツルリふっくら豆腐の食感がステキだ、という話
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 東京の桜は咲いたが、花粉もすごい。

 はらはらと散る花びらにうっとりしながらクシャミ一発。
 こういう時期はどうも調子が今ひとつ。「一月は行ってしまう、二月は逃げてしまう、三月は去ってしまう」と誰が言ったか知らないが、ホント年明けから今日までは一瞬の間。気持ち新たな空気に満ちたこの時期は歓送迎会も多い。外食続きの胃腸はあまり芳しい調子とは言えないし、こういうときの家飲みこそベジつまみの優しさに期待したいもの。さて、今回はどんな一品が出てくるか。

「キノコをたっぷり乗せて、お豆腐のステーキを作ってみましたよ」と丸さんが持ってきた皿の中には、こんがりキツネ色に焼き上がった豆腐と満載のきのこ。乗っているのはしいたけ、まいたけ、なめたけ、か。表面はカリッとしているが、絹豆腐らしいなめらかさを残した内側はウルウルの熱々。出汁としょう油のシンプルな味つけに、なめたけのとろみがちょうどよく絡んだキノコたちと一緒に食すと、なかなかの食べ応え。揚げ出し豆腐ほど油っぽくないし、湯豆腐ほどさっぱりでもない、ちょうどいい塩梅だ。

「熱々で食べるのはもちろん、夏は冷やして食べてもおいしいんですよ」と丸さん。なんでも、上にかけたキノコソースだけを多めに作っておき、ごはんと一緒に煮こんでリゾット風にしてもいけるのだとか。たしかにそれもおいしそうだ。

 カロリーも低そうだし、飲み食いし過ぎた後のお助けつまみとして、活躍しそうな予感だ。