働く妙齢男女が直面する「野菜を摂らなきゃ」プレッシャーも何のその。楽しくおいしく、野菜で飲めれば最高！ と、酒に合う野菜のおつまみ、通称“ベジつまみ”を提案。外食好き＆料理ベタの酒飲み女性ライターが、マクロビ料理家・丸さんの指南を受けつつお届けします。
前回ご紹介した注目の発酵調味料「醤（ひしお）。卵ごはんやら、野菜のディップやら、そのまま食べてもおいしいことをお伝えしたが、醤の魅力はやはり調味料として活躍してくれるところ。そこで今回は、ニラ醤を使ったレシピをご紹介したい。ビールのお供にぴったりの堅焼きそばがそれだ。
丸さんがジャッと作ってくれたのだが、見た目からしてかなりのボリューム。ランチや夕飯として食べ応えがあって嬉しいが、印象としてはがっつり系だ。
「ボリュームが多く見えますが、具材のメインはキャベツとしめじなので健康的だし、準備もシンプルです。それに麺をカリカリの堅焼きにすることで食べ応えがちゃんと感じられるんですよね。麺を焼くとき菜種油を使うと、カリッとしながら後味がさっぱりした風味に仕上がりますよ」
太めの麺を使っている効果だろうか、口に入れるとカリカリの食感がしっかり伝わってくる。キャベツとしめじの間からニラ醤のクセのある香りがぷうんと漂ってきて、思わずビールをぐびり。うん、おいしい。ベースは醤油味だが、醤で味を付けているせいか、角のない丸味のある塩加減だ。
ニラ麹を仕込んでおけば、後の食材はスーパーですぐに買える物ばかり。休日にいただくビール付き自宅ランチのレパートリーにぜひ加えたい。
