「オーラキング」って、どんなサーモン?
さて、肝心の「オーラキング」とは、一体どんなサーモンなのか?
オーラキングは、ニュージーランドの南島にあるマールボロ・サウンズで育てられているキングサーモン。世界一のシェアを誇るニュージーランド・キングサーモン社のこだわりは、その独自のブリーディング(養殖)プログラム。「風味」「身の色」「脂のり」「胴回りの大きさ」のより優れた血統を選び、20年以上も計画的に養殖を手がけてきたのだ。
また、キングサーモンはとてもデリケートな魚のため、水の清らかな環境にしか生息しないのだとか。それゆえに養殖はとても難しいとされているが、同社の育成環境の素晴らしさは、他の追随をみないほどの優れた環境。手つかずの自然が残るタカカのワイコロププ・スプリングスにほど近いその場所は、世界一きれいな自然の水が湧く地と言われているほど。そんな大自然のなかで、自然のバランスを崩さない持続可能な運営のもと、ストレスなくすくすくと育てられているのだ。



これほどに豊かな自然環境で育てられた「オーラキング」は、鮮やかなオレンジ色の身、やわらかくとろけるような口当たりで、刺身からオーブン料理までさまざまな料理に適している。
この品質に惚れ込んだシェフは国内にも多々おり、たとえば東京でいまもっとも注目を浴びているレストランのひとつである代々木上原「AELU」や、代々木八幡のビストロ「Path」のシェフ達からも、こんなコメントが出ている。
「皮目をバーナーでパリッとさせて中はレアにして、炙りサーモンにして出しています。口に入れると繊細な脂がジワーッと溶けていくのが特長的。日本酒でコンポートした柿とフレッシュチーズを添えていますが、相性がいいですね」(「AELU」北島シェフ談)
「初めて生で食べた時、まるでバターのようなクリーミーさで、風味の豊かさに驚きました。サーモン特有の臭みもなく、身が繊細。最初の感動が忘れられなくて、うちでは冷たい前菜の一品としてミキュイにしてお出しています」(「Path」原シェフ談)

いまをときめく高感度なシェフ達も惚れ込むこの「オーラキング」は、都内大型小売店のOdakyu OX経堂店、新百合ヶ丘店、成城店などでも購入可。我が家でもレストランクラスのハイクオリティ・キングサーモンを楽しめるとは、なんともうれしい限りだ。
(取材・文◎中川節子)
●DATA
問い合わせ先:ニュージーランドキングサーモン社東京支店
t-sato@nzkingsalmon.jp