ケンタが満を持して送り出した「KFC BURGERS」は旨いのか？ “辛口・チーズ・ダブル”を全部食べてみた！

　日本フライドチキン界の頂点に君臨する絶対王者『ケンタッキーフライドチキン（KFC）』より、3種類の新作チキンフィレバーガーが10月12日に発売がスタート。レギュラーメニューの2品と合わせ、ラインナップは全5種類とバリエーションが一気に拡充されました。

　初登場から40年目という記念すべき年に、その名称を「KFCサンド」から「KFC バーガー」へと変更。新たに生まれ変わったチキンフィレサンド…ならぬチキンフィレバーガーを食べないわけにはいかないでしょう！　ということで、新登場の「チーズチキンフィレバーガー」「辛口チキンフィレバーガー」「ダブルチキンフィレバーガー」。さっそく実食してみましたよ！

　まずは「チーズチキンフィレバーガー」から。公式リリースによると、チキンフィレとともにサンドされるチーズは約10種類の中からチョイスし、さらに形状や厚みにもこだわって0.1mm単位で調整した…とのこと。

　それではガブッといっちゃいましょう！　バンズの柔らかな食感と甘味、シャキシャキのレタス、まろやかな酸味のマヨソース、厚みのあるチキンフィレの旨みと衣の食感に続き、コクのあるチーズの味わいが重なります。

　マヨソースとチキンフィレの強いテイストに負けることなく、チーズがしっかりと存在感を示しています。これはもう、迷ったときに選んで絶対に間違いのないやつ。万人に美味しいバーガーです。

　続いては「辛口チキンフィレバーガー」。包む紙袋を開けたときから、甘さの中に辛さを感じさせる香りが漂ってます。側面に見えるオレンジとピンクの中間のような色合いの辛口マヨソース（10～20通りのスパイスの組み合わせからチョイス）が実に気になるところですが、こちらもガブッといってみます。

　辛いぞこれ！　マジで辛い！！　ヒリつく辛さの中にマヨの甘味と旨み、レタスの食感と水気、チキンフィレの肉っとした食感が口の中に広がります。ヒリ辛を包み込むようにチキンやバンズ、レタスの美味しさがどんどん乗っかってきます。辛味を越えた先にある後引く味わいとウマさはかなり強烈。これはハマる人にはガツンとハマる、強力ヤミツキ系のテイストでした。

　ラストは「ダブルチキンフィレバーガー」。包み紙を開けてすぐに飛び込んでくるのは、バンズで隠す気などさらさらない2枚重ねのチキンフィレ！　手に持った時の重さも、他のふたつとは明らかに異なるずっしり感です。大きめに口を開けてからのガブリ。最初に来るのはやはり、みっちり詰まったチキンフィレ。上側だけでなく下側にも乗せられたマヨソースの優しい酸味とコク、レタスの食感、バンズの味わいが加わりますが、チキンフィレの圧倒的な量が全てを凌駕します。

　食べる向きを変えることで、衣感が強いチキンの“角”の部分、肉の味が前に来る”辺”の部分と、ナチュラルに味わいが変化。ボリューミーかつ強めの味わいながら、飽きることなく食べ進められました。チキンフィレ好きには堪らない一品ですねこれは。

「チーズ」「辛口」「ダブル」のいずれも、もともと美味しさでは定評があったバンズの味わいとマヨソースにぴったりとマッチ。チキンフィレもパサパサ感がなく、またマヨソースの油感とレタスの水気が加わることで、ドリンクなしでも1個を余裕で食べ切れるようになっています。40年培ってきたケンタの技術に脱帽です。唯一気を付けたいのが「辛口チキンフィレバーガー」で、こちらの辛口マヨソースはかなり辛味が強め。前言を翻しますが、こちらはドリンクをオーダーが必須となりそう。辛い味が苦手という方は要注意ですよ。

既存メニュー「チキンフィレバーガー」と「和風チキンカツバーガー」も健在！

　なお、レギュラーメニューの「チキンフィレサンド」と「和風チキンカツサンド」も、それぞれ「チキンフィレバーガー」「和風チキンカツバーガー」に名前が変更されました。愛称が“ケンタのサンド”から”ケンタのバーガー”に変わっても、その美味しさにいささかの揺るぎなし。『ケンタッキーフライドチキン』に寄られた際は、ぜひ「KFCバーガー」をオーダーしてみてください！