プロの技を参考に本格料理が作れるミールキット「シェフレピ」の魅力とは?

プロの技を参考に本格料理が作れるミールキット「シェフレピ」の魅力とは?
食楽web

 最近、耳にする機会が増えた「ミールキット」といえば、あるメニューを作るために必要な量の食材や調味料、レシピがセットになった使い切りタイプの商品。コロナ禍のおうち時間の増加で、初めて利用したという人も多いのでは?

 3年後には、1900億円規模に成長すると予測されるミールキット市場(2020年8月、株式会社日本能率協会総合研究所発表)。すでにさまざまなサービスが始まっています。

 たとえば、2013年から始まった食材宅配サービス「Oisix」のミールキット「Kit Oisix」は、2021年2月26日時点で、出荷数が7500万食を突破。買い物をせずに済んだり、メニューを考える手間が省けたりなど、忙しい家庭のサポート役として、共働き家庭や働く女性に好評とのこと。

 また、2016年にスタートし、人気レストランのシェフのオリジナルレシピのミールキットが届く「TastyTable」は、家庭でレストランクオリティの料理を体験できるという、食卓の品質向上に特化したサービスとして人気を博しています。

 そんななか、2021年4月7日にローンチされた動画付きミールキット宅配サービス「シェフレピ」が、注目を集めています。

 従来のミールキットが、日々の料理に対する労力軽減とメニューの品質向上を目的とした「家事改善型」がほとんどだったのに対し、シェフレピは、シェフのテクニックや食材の知識といった知的財産をユーザーが得ることに特化した、新しい「スタディ型」サービス。

 食材や調味料とともに紙のレシピシートが届くだけでなく、オリジナル動画でも作り方を学べます。動画は、調理のポイントが10分程度にテンポよく編集されたものではなく、野菜の切り方や、加熱の状態などが編集されることなく収録されているため、長さが30分以上になるのは当たり前。シェフの手際の良さや、手技などをじっくりと観察することができるんです。

 たとえば、シェフレピの2021年4月のテーマは「煮込み料理」。調理に3日もかかる「和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」は、煮込み終わりのタイミングや、煮込んでいる間の火加減などはもちろん、じつは煮込む前の野菜の切り方や炒め方、その際の火加減なども丁寧に解説されているため、動画の長さは50分以上。

 この動画を見ていると、煮込み料理というのは、野菜を切ることから始まっている、ということがよくわかります。レシピに記載される、「切る」「炒める」「煮込む」という文字の向こうに、料理人がどんな思考をもとに食材に手をかけているのかが動画から伝わってくるのです。