名シェフの3つの煮込み料理をご紹介

サービススタートとともに販売が始まった4種類の「煮込み料理」は、豚バラ肉や牛ホホ肉、牛スネ肉、ウサギモモ肉など、ふだんの家庭の食卓にはなかなか並ばない食材をメインに使います。
さらに煮込み料理は、メイン食材の個性の出し方や、うま味の作り方など料理人のルーツや個性が見えやすい調理法でもあり、フレンチやスパニッシュ、アジア、洋食の経験をもつ個性的なシェフのレシピは、食材だけでなく、学べるポイントもバラエティに富んでいます。例として、3つのメニューをご紹介しましょう。

伝統的なフランス料理に、東南アジアやネパール等のエッセンスを取り入れた独創的な料理を提案する“覆面料理人” h.b.さんは、ハーブや豚の内臓を使ったタイの料理「トムセップ」を、豚バラ肉にアレンジ。豚バラの塊肉を煮込む前に塩漬けにすることで、煮込んだ後も肉にしっかりと深い味わいが残ります。さらに煮込みの見極めやスパイスを入れるタイミング、オレンジやタマリンドの組み合わせの妙が学べます。

また、「TOYO Tokyo」のシェフ大森雄哉さんの煮込みも絶品です。ビストロ料理の定番である「和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」は、フォン・ド・ヴォー(牛骨の出汁)を使わず、野菜を焦がす直前まで炒めて旨みを引き出し、さらに日本酒や穀物酢といった日本の食材をうまく使うことで日本人の舌に合う赤ワイン煮込みを生み出しています。

一方、スペインの美食エリア・バスクの家庭で日常的に食べられているウサギ肉を使ったシードル煮込みを伝授してくれるのは、現地でも研修経験のある清水和博さん。野菜を塩とオイルで焦がす直前まで炒めて旨みを引き出すシェフのテクニックが学べます。ウサギ肉を鶏肉や豚肉に替えても応用可能とのこと。
料理のプロを目指す人にもピッタリ

というわけで、これら3種類の煮込み料理からも伝わったと思いますが、シェフレビは、時短や簡単レシピに「どこか物足りない」と感じ始めた中・上級の料理好きにピッタリのサービス。一から手作りで手間をかけた料理や珍しい食材を使った料理など、学びたいテーマと各人の料理レベルに合ったレシピを選ぶことができます。

シェフの技術や知識を学ぶことは、料理好きの人にとって有益なのはもちろん、料理研究家や調理専門学生、修業中の料理人など、向上心をもった食のプロにとっても貴重な知の財産になります。
今後、ますます内食需要が高まっていくなか、内食×学びの「シェフレピ」のスタイルが、よりいっそう注目を集めそうです。