こんないい笑顔されたらどこから食べればいいのか悩むっ!「パンダおにぎり」1kg

ということで、連れ帰ってきました「パンダおにぎり(1kg)」。見た目の可愛さとは裏腹に持つとズッシリしています。ふんわりだと顔が壊れちゃうしね。ぎゅっと詰まっています。
そして塩にぎりではなく白ごはん。中央には高菜、昆布、唐揚げがころっと入っています。さらに、耳のところ、海苔とご飯の間におかかがある! ほっぺの梅干しもあって、程よく具が配置されている感じです。唐揚げは醤油と生姜がしっかり効いていて、ご飯が進む! ごはんの量を考えると一見、具が少なく見えますが、昆布や高菜などが味しっかりなので、実はいいバランスです。

「パンダおにぎり」へのこだわりを聞くと「やはり表情ですね。店内には“パンダおにぎり職人”がいるのですが、愛情たっぷりなので、本当に作る人によって表情がそれぞれ違うんです。お客様に喜んでいただけるよう、海苔も一つ一つ丁寧にカットしているんですよ」。
なので日によってパンダは笑顔だったりはにかんでいたり。作り手側の喜んでもらいたい気持ちが思いっきり伝わってきます。
かわいい顔してドスッと力強い! 濃厚な美味しさの「ブタおにぎり」

「ブタさんとクマさんは、混ぜご飯になっていて、具は中に入っていません。今日は豚高菜めしですが、日によってはおかかの混ぜご飯になることもあります」。つまり、豚高菜めしをベースに、コロッケ、梅干し、海苔、という構成。
醤油ベースの甘めのタレは、すき焼きの割下を彷彿とさせる味わいで、食べるほどに甘さを増していきます。コロッケの甘さとお米自体の甘さ、豚肉のオイリーさがじわじわくる。このおにぎりは、シェアするとか、数回に分けて食べるのがおすすめ。一気に食べると胃にダイレクトにくる! 可愛く見えて実はかなりストロングなおにぎりでした。でもかわいい。
口の周りの白ごはんが絶妙! 海苔のうるうる目がたまらない「クマおにぎり」

「ブタおにぎり」同様、ブタ高菜めしがベースのクマさんですが、豚鼻のコロッケに変わり、口の周りに白ごはん。なので、濃厚な美味しさの豚高菜めしのビバーク? 休憩ポイントとなってありがたい。ブタさんより食べやすい印象です。
確かにブタさんとクマさんは高菜や昆布といった具はいらない。豚高菜めしだけで大満足の美味しさでした。

パンダさんたちは、店頭からなくなり次第作っているそうですが、雨や気温など売れ行きが伸びない日は「早くお迎えが来ないかな、ってスタッフたちと話しているんですよ」と店長。お迎えって! もぉパンダさんたちに対する愛情が素晴らしすぎる。
実はおにぎり以外にも“隠れパンダ”がいるそうで「お弁当も日によってパンダの形のゴハンになっていたり、丼でパンダの形に型抜きしたものが入っているのもあるんですよ」。それは気づかなかった!
今後はデカ盛り&ほっこりの愛らしいお弁当の他、パンダ、クマ、ブタ、ウサギなどのキャラクターをもっと増やしていきたいとのこと。となれば、上野動物園の人気者の、ゾウのおにぎりとか、サル山弁当とか? 個人的にはハシビロコウのおにぎり、作ってほしい!
みたら思わず連れて帰りたくなる、動物たちの1kgおにぎりは、かわいいのに実はとってもストロング(豚高菜めしだとね)。そして、『キッチンダイブ』のスタッフの愛情溢れるおにぎりたちでした。
(取材・文◎いしざわりかこ)
●SHOP INFO
店名:キッチンダイブ 御徒町店
住:東京都台東区上野6-2-1 JREビル 1F
TEL:03-5858-6712
営:24時間
休:なし