「アングリーノグリ」は「辛ラーメン」より辛いのか検証

さっそく2つの袋麺を同時に作っていきます。鍋に水を入れて沸騰させ、麺と具材と粉末スープを入れます。ここまでは同じですが、水の量や煮込み時間が微妙に違います。
・「辛ラーメン」⇒水550ml、煮込み時間4分30秒/1食120g(500kcal)
・「アングリー」⇒水500ml、煮込み時間5分/1食121g(506kcal)
アングリーのほうは水分量が50ml少なく、煮込み時間も30秒長いですね。これによりどんな変化が出るんでしょうか。気になります。今回は味比べなので正確に作りました。できあがったのがこちら。

見た目からして、全然違います。スープの赤色が「アングリー」の方が濃く、やはり汁気が少ない。もともと水分量が「辛ラーメン」より少なく、なおかつ煮込み時間が30秒長い理由もありますが、さらに「アングリー」は太い麺なのでスープをよく吸収します。スープの濃度が濃く出るのでしょう。
さっそく熱々のスープをそれぞれ一口飲んでみると、「辛ラーメン」はいつものようにピリリとした辛さ。安定の美味しさ。そして気になる「アングリー」ですが、もっと辛い。思わずブハッとむせ、ヒィヒィ、ハァハァとなります。パッケージに描かれたたぬきのキャラのように、目に炎が浮かぶ、モーレツな辛さです。

そしてスープの温度が下がってくるにつれ、「アングリー」は辛さの先に「ノグリ」特有の海鮮ダシを強く感じます。モチモチ太麺にも、辛味とダシが染み込んでいて、辛いけど旨い。旨いけど辛い。一方、「辛ラーメン」は「アングリー」と比べると、辛さも弱く、旨みも少ない印象です。

というわけで結論です。「アングリー」は、「辛ラーメン」よりも辛い。それだけでなく旨みが強い。さらにもちもち麺の食感といい、濃厚さといい、「辛ラーメン」を軽々と超えた優秀な袋麺でした。
もちろん個人的な感想ですが、現状、農心の袋麺の中では「アングリー」がダントツに美味しいと思いました。興味のある方は、ぜひ「アングリー」と「辛ラーメン」を食べ比べて、その実力を試してみてください。
(撮影・文◎ナナノナノ)