深夜の銀座で飛ぶように売れる肉まん屋『ギンザマン』とは?

皮の味わいも全部違う肉まんはさすがの味!

ミニセイロを使ってふかしてみます。ちなみに大豚まん1個の蒸し時間は、冷蔵の場合は15~20分、冷凍の場合は20~25分
ミニセイロを使ってふかしてみます。ちなみに大豚まん1個の蒸し時間は、冷蔵の場合は15~20分、冷凍の場合は20~25分

 持ち帰った大豚まん3つをさっそく1個ずつ蒸籠でふかします。20分ほどすると、皮がふっくらして大きくなり、肉まんから湯気が立ち上り、めちゃくちゃ美味しそう。

「ギンザマン(五目まん)」(480円)
「ギンザマン(五目まん)」(480円)

「ギンザマン」はずっしり180gもあります。熱々フカフカの皮を割ると、中からうずらの卵、エビ、しいたけ、キャベツ、さらに鹿児島産黒豚といった具材がぎっしり。皮は見た目通りどっしりした食感で、味わいは淡白。そのおかげで中の具材一つ一つの味を感じることができ、食材の豊富さも相まって、なんとなく中華弁当を食べているような気分になってきます。

 そういえば、ご主人の林さんが、「中の餡に合わせて皮の味や食感を全種類、変えている」と言っていました。では「カレーまん」の皮はどんな感じなのでしょう?

「カレーまん」(480円)中のキーマカレーは大人っぽいスパイシーな味わいです
「カレーまん」(480円)中のキーマカレーは大人っぽいスパイシーな味わいです

「カレーまん」の皮は「ギンザマン」とはまったく違って甘くてふわふわと柔らかいんです。そのぶん、餡のキーマカレーはかなりスパイシー。その辛口のキーマカレーとやわらかく甘い生地のバランスがよく、とろんと口溶けも最高です。

「鹿児島黒豚まん」590円
「鹿児島黒豚まん」590円

 最後に食べたのは黒豚100%使用という「鹿児島黒豚まん」です。こちらの皮は、どっしりと硬め。噛むと、小麦の味がしっかりと感じられます。そして、中の黒豚の餡は、肉々しい焼売のようで、口の中に肉汁が溢れ出てきます。特に筆者が惚れ込んだのは、肉汁が皮に染み込んだ部分。この黒豚まんの場合は、非常に上品な脂なので、とりわけ美味しい。辛子をたっぷりつけてあっというまに完食しました。

 どの肉まんも、餡と皮との相性をしっかり考えて作られていて、非常に繊細な味わいでした。銀座に集う舌の肥えた方々が大量買いしたくなるのも納得です。ぜひ買いにいってみてください。ちなみに地方発送もしているので、全国どこからでもお取り寄せができますよ。

(撮影・文◎Jeriko Tsucchina)

●SHOP INFO

ギンザマン外観

店名:ギンザマン

住:東京都中央区銀座8-5-24 ラペ3ビル1F
TEL:03-6218-0345
営:16:30~翌2:00(1:30LO)
休:土日祝
http://ginzaman.jp
※営業時間は変更する可能性もありますので、お店に確認してください