金メダル獲得の絶品カレーパンの旨さに感動
クルトンをまぶして揚げてあり、名前の通り、かじるとザクザクと音を立てます。中のパン生地はしっとり。そしてスパイシーな香りのするカレーと、半熟タマゴが丸ごと1個。
主役のカレーフィリングは甘めのとろとろタイプで、フライドオニオンの香ばしさがなんとも深い味。そこに、まろやかな黄身がとろりと絡まって、思わず「おー!」と声が出てしまったほど美味。店内で一個ずつ手作りしているので、夕方には売り切れてしまうことも多いそうです。
ところで、この『Olympic』のベーカリーでは、もう一つ、同じグランプリ大会で優秀賞を取ったパンがあるんです。それは、卵不使用の「生食パン」(198円)。
手のひらにのる小さなサイズの食パンです。「まずはそのまま食べてみてください」というコピーが書かれているので、食べてみると、パンの耳からして柔らかく、中はしっとりモチモチ。そしてパン生地のほのかな甘み。これは何もつけず、何もせず、そのまま食べるのが美味しいことがすぐにわかります。
開発者の上原さんによれば、「焼かずに食べられる食パンを目指して作りました」とのことで、豆乳を乳酸菌で発酵させて作った新素材の「豆まーじゅ」(大豆クリーム)と丁寧に取った湯種を使用しているそう。そして、この生食パンがさらに優秀な理由は、冷蔵庫に入れておいて翌日に食べてもこの食感が損なわれない点。なんと1日に100斤以上も売れるのだとか。リーズナブルでもあり、確かに毎日食べたくなる美味しさです。
『Olympic』の「パン工房」は、このほかにも優秀な調理パンが多いんです。『Olympic』に行った際は、まずはこの2つを購入してみてください。オススメです!
(撮影・文◎土原亜子)