
こんにちは! 羊肉の消費者団体・羊齧協会の菊池一弘です。近年、肉を食べるときに、昔に比べて部位にこだわることが多くなったと思いませんか? 特に牛肉で顕著ですよね。イチボやザブトン、ハネシタ、カイノミなどなど…筆者の子供の頃(昭和50年代)は、ロース、カルビ、サーロインくらいしか知らなかったので、隔世の感があるとともに、日本人の食肉との付き合い方がより深まってきているんだなと感慨深く思います。
ただし、本記事の話題は牛肉ではなく、もちろん羊肉。というわけで、羊の話題にずずいと入っていきます。当然ながら、羊にもきちんと部位があります。しかし、これまでなぜか羊肉は「羊肉」とまとめて扱われ、あまり部位について触れられることがなかったように思います。もったいない! と昔から思っていたのですが、ここ数年で、羊界では部位を重視したり、きちんと説明したりするお店も増えてきました。
スタイリッシュに羊肉の様々な部位が楽しめる東京・新宿の『ラム焼肉専門店lamb ne(らむね)』もそんなお店の一つです。

こちらでは16種類もの羊の部位を食べることができます。羊好きの筆者でもあまり食べたことのないような珍しい部位が普通に置いてありますが、これは実はすごいことなのです。あまり流通してないということは輸入量が不安定ということなので、他のお肉のように業者さんにオーダー出せばすぐに届くような肉ではないわけです。
その『ラム焼肉専門店lamb ne らむね』が、新たに食肉の通販を始めたということで、「700g以上ラム焼肉専門店の6種部位ラム肉食べ比べセット」(5800円)を注文してみました。