伝説のシンガポール料理「ラム肉骨茶(バクテー)」が通販開始! さっそく注文して食べてみた

独特の食欲を誘うスパイスの香りが肉骨茶(バクテー)の特徴
独特の食欲を誘うスパイスの香りが肉骨茶(バクテー)の特徴 | 食楽web

 こんにちは。羊肉の美味しさを啓蒙する集団・羊齧協会主席の菊池です。突然ですが、4月29日が「羊肉の日」であることをご存知でしょうか? 「羊肉=ようにく=429」と言う語呂合わせなのですが、毎年この日に、私が所属するオージーラムのPR大使・ラムバサダーのユニットで「ラムバサダーフェスティバル」という羊肉の振興イベントを開催しています。

 今年はこんな状況なので中止となりましたが、そこで販売されて大人気だったのが、このラム肉骨茶(バクテー)なんです。「バクテー(肉骨茶)」とは、お茶ではありません。骨付き豚肉を、香辛料や漢方食材、そしてたっぷりのにんにくと一緒に煮込んだ、マレーシアやシンガポールを代表するソウルフードです。現地では、食事としてはもちろん、日本のラーメンのように、飲んだ後の〆にも人気だそうです。

過去のラムバサダーフェスティバルの様子。5ブースほどの小さなイベントにも関わらず、1万人近いファンが訪れる「春の羊祭り」。約1000本ラムチョップが3時間あまりで売り切れてしまう
過去のラムバサダーフェスティバルの様子。5ブースほどの小さなイベントにも関わらず、1万人近いファンが訪れる「春の羊祭り」。約1000本ラムチョップが3時間あまりで売り切れてしまう

 私は常々、これは味的にラム肉で作ってもきっと美味しいはず! と思っていたのですが、ある時、思い切って日本唯一のシンガポールバクテー専門店である『新加坡肉骨茶(シンガポールバクテー)麻布十番店』さんに頼んで開発してもらったんです。ラム肉をあまり食べないシンガポールのソウルフードを、ラム肉を使って作るという試みです。

 結果、これが大成功。イベントで多くの方から褒められ、本場の味を知っている方たちからも「アリですねー! 美味しい!」と嬉しい言葉もたくさんいただきました。私が作ったわけではありませんが、イベントの仕切りをやっていたので、自分のことのように嬉しかった記憶があります。

 その後、多くの方から「どこで食べられるの?」「また食べたい!」といった問い合わせが相次いだのですが、残念ながらこのラム肉骨茶(バクテー)はイベント限定品。さらに、少量では作れないとのことで、まさに幻の料理となっていたのです。

 しかしこの外出自粛が続くなか、とうとうその伝説のラムバクテーが通販限定販売されるとの情報が舞い込んできました。これは注文するしかない! というわけで、実際にお取り寄せしたラムバクテーが、いかに美味しいのか、その全貌をレポートしたいと思います。