「稚加榮」の辛子明太子は料亭らしい上品な味わい
福岡出身の人にオススメを聞くと必ず出てくるのが、「稚加榮(ちかえ)」の辛子明太子。稚加榮はもともと料亭を営んでおり、たらこ、お酒、鰹節、唐辛子にこだわった辛子明太子作りを行っています。

海外産のたらこを使うメーカーが多いなか、こちらは北海道産のたらこを使用。新鮮なうちに稚加榮独自の塩加減で漬け込んでから福岡に運ぶそうです。

ひと口食べたときにだしの味がしっかり感じられて、非常に上品な印象を受けます。辛さは控えめなので、普段は辛子明太子が苦手な人でも食べやすいでしょう。
「博多せきわ」はワインと柚子胡椒を使用
「博多せきわ」は、福岡市内で「能古うどん」を展開するせきわ物産が製造販売する辛子明太子。能古うどんの店舗ではうどんメニューにも同社の辛子明太子が出てくるそうです。

一見すると普通の辛子明太子となんら変わりないのですが、ひと口食べてみると味わいはまったく異なります。せきわの辛子明太子は、オリジナルのつけダレが特徴的。
なんと、柚子胡椒と南仏産白ワインを隠し味に加えているんです。柚子胡椒で少しピリッとしながらも、白ワインのおかげで少しまろやかな口当たりとなっています。

唐辛子よりも柚子胡椒を強く感じるので、お酒のアテにも間違いなくぴったりなはず。一度食べると忘れられない辛子明太子になるでしょう。