【検証】日清とセブンの「シーフードヌードル」は何が違うのか? 食べ比べてみた!

日清vsセブンのカップヌードルはどっちが美味しい?

どちらもイメージカラーは海をイメージした(?)ブルーがキーカラーです
どちらもイメージカラーは海をイメージした(?)ブルーがキーカラーです

 まずはスペックから比べてみましょう。

・日清カップヌードル 「シーフードヌードル」(231円)75g 340kcal 食塩量4.7g 脂質13.6g
・セブンイレブンオリジナル「シーフードヌードル」(127円)75g 325kcal 食塩量4.2g 脂質12.6g

 ちなみにセブンのほうは、サンヨー食品が作っているようです。どちらも「油揚げ麺」を使用しており、イメージカラーも青。かやくの種類もキャベツ、ネギ、味付け玉子、カニカマ、イカとまったく一緒です。というわけで、推奨量の熱湯を入れて3分待ちます。

具材の比較。左が日清のカップヌードル「シーフードヌードル」、右はセブンオリジナル「シーフードヌードル」
具材の比較。左が日清のカップヌードル「シーフードヌードル」、右はセブンオリジナル「シーフードヌードル」

 3分経ってフタを開けると、具材の量はセブンオリジナル「シーフードヌードル」のほうが若干多く見えますが、1つひとつの具材は日清の「シーフードヌードル」の方が大きいです。

 そしてスープを比較してみると、色はほぼ一緒ですね。スープだけを飲んでみても、魚介&ポークの動物系のダブルスープで、若干、日清のほうは塩味が強いけれど、さほど大きく違うわけではありません。

スープの比較。左が日清、右がセブンオリジナル
スープの比較。左が日清、右がセブンオリジナル

 ところが、麺や具材を食べ始めて、違いが少しずつわかってきました。まず、日清の「シーフードヌードル」は塩味が強く、セブンオリジナル「シーフードヌードル」は醤油味が強い。これは麺自体の味が影響しているんじゃないかと推測されます。

麺の比較。左が日清、右がセブン。後者は麺自体の色が濃いのがわかります
麺の比較。左が日清、右がセブン。後者は麺自体の色が濃いのがわかります

 さらに、日清の「カップヌードル シーフード」は大きめのイカやカニカマにより海鮮風味を強く感じますが、セブンオリジナル「シーフードヌードル」は海鮮風味ではあるものの、日清のよりも弱い印象です。

検証結果

イカやカニカマの具材の大きさが、海鮮風味の強さに影響しているようです
イカやカニカマの具材の大きさが、海鮮風味の強さに影響しているようです

 というわけで、一気に食べ比べてみたわけですが、どっちか選ぶとしたら…ムムム…。また迷い、悩むのです。というのも正直なところ、そんなに大きな味の違いがないというか、かなり似ているからなんです。海鮮風味の強さ・塩味・醤油味の強弱はあっても、明らかに違うと言えるほどハッキリはしない。

 せっかく食べ比べたのに、これからは迷うことなくこっちを買うぞ! という決め手に欠ける結果にはなりました。しかし逆に言えば、これは比較したからこそ言えること。今後はどっちを買ってもモヤモヤしなくて済むわけです。

 そして何より、セブンイレブンのオリジナルヌードルは、安くても期待を裏切らない味だとわかり、ほかの味も試してみようと思えたのが、何よりの収穫でした。

(撮影・文◎土原亜子)