
“あわおどり”と聞くと、日本三大盆踊りの「阿波踊り」を連想する人が多いでしょう。食肉で同じ読み方をする「阿波尾鶏」は、徳島県産の地鶏を指します。国内には名古屋コーチンやさつま地鶏など有名な地鶏が多く存在しますが、この「阿波尾鶏」は他の地鶏を抑え、生産量No.1を誇っています。
実はスーパーマーケットの精肉部門や食肉専門店で販売されているほか、カフェのサンドイッチやサラダチキン、唐揚げ専門店で使われるなど、とても身近な地鶏なのです。
とりわけ『貞光食糧工業』が生産する「熟成阿波尾鶏」は、骨付きのまま適切な温度の中で一晩熟成させることでドリップを抑え、肉の旨みやジューシーさを保っています。一般的なブロイラーの胸肉と比べて、脳や筋肉の疲労回復を高めるイミダゾールペプチドが1.5倍と栄養豊富。鶏肉特有の臭みも抑えられています。

そこで今回は注目の飲食店『ネクストバッターズサークル』を訪れ、この「熟成阿波尾鶏」を使った料理を存分に味わってきました。

一直線のカウンター席は一人で来ても居心地がよく、スタッフの手さばきを間近に見られる特等席です。広々としたテーブル席に、奥には掘りごたつもあり。大人がリラックスして料理と酒を慈しむのにちょうどよい空間です。