『ローソン』の小籠包は、セブン・ファミマよりも薄皮で肉の旨みにこだわりが!

続いて『ローソン』のその名もズバリの「小龍包」(198円・税込)をいただきます。
こちらも『セブン』や『ファミマ』同様、要冷蔵で1袋4個入ですが、税込で200円を切っているところにローソンの企業努力を感じられます。商品の袋を開けず表面を上にした状態で、電子レンジで1袋500W約1分50秒チンするだけという超簡単な加熱法もなかなか好印象です。
さっそくいただきましたが、その皮は『セブン』や『ファミマ』に比べ皮は薄い一方、モチっとしており、どことなくインドやネパールで親しまれているモモに近い印象。食べ応えも十分で餡はパンチがあるのにサッパリしています。裏面を見ると、豚肉と鶏肉の両方を使用しているようで、この点にも強いこだわりを感じます。
さらに驚くべきは、本商品ファミマの小籠包と同様のイートアンドフーズ社が製造。ライバル企業の商品を同時に作るというのも簡便商品ではアリのようです。
『イオン』の小籠包は、野菜と肉の旨みが絶妙で、野菜好きにはたまらない味!

そして、最後がイオン系列のプライベートブランド、TOPVALUの「チルド 小龍包」(192円・税込)をいただきます。200円を切っていて1袋8個入というコストパフォーマンスがまず嬉しいですね。
袋の端をハサミで切り、そのまま袋ごと電子レンジで500Wを2分間のチンで完成。皿に盛ってみると、まず固めの皮が印象的です。このことで温めた際の皮くずれを防止しているのだと思いますが、筆者のような「硬めの皮好み」にはたまらない個性的な小籠包となっています。
いただいてみると、確かに皮は噛みごたえのあり、一方で中の餡は肉々しさが控えめで野菜のシャキシャキした食感を強く感じます。裏面を見ると、玉ねぎやキャベツを採用しているようで、この点はTOPVALUならではの健康意識の高さを感じます。
手軽に温めて食べられる、各社のこだわりが反映された小籠包を是非一度!

コンビニ&スーパー4社の小龍包を試食し比較しましたが、各社ごとに個性がかなり違い、一口に「小籠包」と言えども、まるで違う印象を受けました。このため、仮に家族などでこういった小籠包を食べる際は、むしろ全社の小籠包を購入して食べ比べながら楽しむのもかなり楽しいのではないかと思います。それだけ各社とも個性豊かだったというわけです。
筆者個人的には、皮固め・野菜多めでコストパフォーマンスに優れたTOPVALUの「チルド 小龍包」がイチオシですが、是非あなたも食べ比べてベスト・オブ・小籠包を見つけてみてください!
(撮影・文◎松田義人)