管理栄養士が伝授する! 精力&栄養バランスがアップする「コンビニ飯」の選び方とは?

管理栄養士が伝授する! 精力&栄養バランスがアップする「コンビニ飯」の組み合わせ方
食楽web

 自粛生活が続く昨今。家にこもりがちになり、疲れやストレスがたまっている人も多いのではないでしょうか。高カロリーな惣菜やカップ麺などで食事を済ますと、栄養バランスが偏り、体調やメンタル面にさらに悪影響を及ぼす可能性が。

 そんなときにぜひ活用してほしいのが、コンビニ飯です。管理栄養士・松田真紀さんによれば、実はコンビニのご飯や惣菜は、どれも栄養成分がしっかり表記されており、自分に必要な栄養素やカロリーを計算しやすい優れものとのこと(月刊TENGA35号より)。

 覚えておくべきは、体に必要な栄養素と、それを含む食品の種類。押さえておきたい栄養素とそれを含む食品は以下のとおりです。

イヌリンと食物繊維

 在宅ワークなど環境の変化でストレスがたまると、腸内が荒れがちに。腸はさまざまなホルモンを作り出す器官。男性ホルモンの「テストステロン」の分泌にも密接にかかわっています。男性ホルモンの分泌低下を防ぐには、腸内環境を整えるのが大事。水溶性食物繊維の一種で、根菜類やもち麦にも含まれる「イヌリン」、漬物やチーズなどから摂れる「発酵性食物繊維」を積極的に摂りましょう。

トリプトファンとビタミンB6

 運動不足が続くと、メンタル面にも悪影響が。メンタルが落ちていると気力も精力も上がらないので、ケアは必須。メンタルケアのキーワードは、リラックスやストレス軽減の効果が期待できる「セロトニン」。この「セロトニン」の体内合成を促すには、「トリプトファン(必須アミノ酸)」と「ビタミンB6」を一緒に摂取するのが吉。「トリプトファン」は肉や魚、大豆などに、「ビタミンB6」はバナナやゴマに多く含まれています。

ビタミンD

 外出を控えることで太陽光を浴びる機会が減ると、体内で作られにくくなるのがビタミンD。ビタミンDは、健康な精巣細胞の核の発達や、精子の質や数にも影響を与えるので、男性にとっては特に重要な栄養成分です。これを多く含む食品は、サケやマスといった魚類や、キノコ類、卵や乳製品です。

 というわけで今回は、コンビニの豊富な商品ラインナップのなかから、精力と栄養バランスともにアップできるメニューを、「ランチ」「おやつ」「ディナー」の3つのパターンでご紹介。精力向上や妊活を考えている人にもおすすめですよ。