四川料理のプロに聞いた! ブーム確実の日本人の知らない「四川料理」とは?

四川料理のプロに聞いた! ブーム確実の日本人の知らない「四川料理」とは?
食楽web

今年で4年目となる「四川フェス 2020」が12月25日まで開催中です。その実行委員会委員長であり、四川料理に日本一詳しい麻辣連盟総裁・中川正道さんに、これから間違いなくブームになる四川料理について教えてもらいました。

 今では、日本の家庭でもよく食べている麻婆豆腐や回鍋肉、チンジャオロース、バンバンジー。これはいずれもご存知、中国・四川省の家庭料理です。

 日本にこの四川家庭料理が広まったのは、四川省宜賓出身の陳建民氏(料理の鉄人・陳建一氏のお父さん)が1950年代に来日したのが発端。当時の日本人は辛さにはほとんど免疫がない状態。そんな中、陳氏は刺激的な麻辣味の四川料理を、日本人が食べられるように工夫・改良して提供したわけです。

お話を聞いた人・中川正道さん/四川省公認の四川料理の専門家。麻辣連盟総裁。2002~2006年まで四川省に滞在、四川料理に魅了される。2日間で6.5万人を動員した四川フェス主催。近年のマー活、花椒ブームの火付け役の一人
お話を聞いた人・中川正道さん/四川省公認の四川料理の専門家。麻辣連盟総裁。2002~2006年まで四川省に滞在、四川料理に魅了される。2日間で6.5万人を動員した四川フェス主催。近年のマー活、花椒ブームの火付け役の一人

 長らく日本では、この日本人向けにアレンジされた四川料理がメジャーだったわけですが、日本人も辛さやシビれなどの刺激的な味に慣れてきた令和のいま、四川料理は、より現地の味に近づいています。そうした流れの中、今後、ブームになりそうな四川料理をご紹介したいと思います。