巨大チャーシューエッグ定食に大感激!

というわけで、『安ざわ食堂』には昼の12時前に到着。入店すると、すでにお客さんでいっぱいでした。とくに男性客が多い。そして見渡す限り、皆さん、ラーメンだけでなく、ごはん山盛りのガッツリした定食を食べています。
入り口にある券売機には、お目当ての「チャーシューエッグ定食」が確かにありました。が、よくメニューを見ると、「生姜焼き定食」を発見してしまったのです。しかも「シングル、ダブル、トリプル」というボリューム設定もされていて……。無類の生姜焼き好きの私は、小さな券売機の箱を前に、少し悩んでしまいました。
しかし、今日は、「チャーシューエッグ定食」(1100円)を食べに来たんだと心を鬼にして、ポチり。さらに「定食限定ミニらぁめん」(100円)を付けることにしました。カウンターで待つこと約7分。登場したのがこちら。

思わず「キタ~!」と心の中で叫んでしまうほどの迫力あるチャーシュー。友人の撮った写真よりも、はるかにでっかく見えるチャーシューが2つ。その肉の横に隠れるように半熟の目玉焼きが2つ。チャーシューの厚さは余裕で3cmはあるでしょうか。

チャーシュー、目玉焼き、ラーメン、白飯。目の前に広がる光景は、見渡す限り、私の好きなものだらけ。まずは、チャーシューを箸でつまむと、ぷるんと音を立てて、キレイに半分に切れるほど柔らかです。しかも見てください。この肉の断面。みずみずしい脂でしょ。口の中でもぷるぷるととろけそうですが、程よく肉の食感が残っていて、噛むと、じゅわ~っと肉の旨味と甘いタレが押し寄せます。濃い目の味付けなので、すかさず、ごはんを一口。

そのごはんが、まさに理想的な炊き上がり具合で、めちゃくちゃ美味しい。米粒1つ1つの甘みを感じることができ、お米を丁寧に炊き上げていることが伝わってきます。この美味しいごはんに、チャーシューの脂が絡まると…もう絶品と言うほかありません。今度は、ごはんの上に目玉焼きを載っけて食べてみます。

白身の端っこは、こんがりと揚げ焼きした感じで、黄身はトロトロ。ごはんにトロ~リと流れ込み、思わずうっとり。
さらにミニラーメンにチャーシューを入れてみました。醤油味の長岡ラーメンに、香ばしいチャーシューの脂が溶け込んでいきます。『桑ばら』の「塩チャーシューそば」とは違い、かなり濃厚な味付けのチャーシュー。しかし、生姜の効いた醤油スープには、このチャーシューがとっても合うんです。

というわけで、『安ざわ食堂』の「チャーシューエッグ定食」は、想像以上に絶品でした。そして、もちろん、翌日には、「生姜焼き定食」のトリプルを食べに行きました。

豚バラ肉に染み込んだ生姜ダレ。脂もほどよく落ちていて、こちらも絶品でした。もちろん、ごはんは大盛りに。オープンしてまだ1年半の『安ざわ食堂』ですが、多くのファンが押し寄せているのも頷けます。ぜひ、食べに行ってみてください。感激すると思いますよ!
(撮影・文◎土原亜子)
●SHOP INFO

店名:新潟長岡らぁめん 安ざわ食堂
営:月~金11:30~14:30、18:00~22:00
土日祝11:30~15:00、17:00~20:00
※材料がなくなり次第終了
休:木曜
●プロフィール
荒川治
東京都内在住のタクシー運転手。B級グルメ好きが高じて、現職に就き、お客さんを乗車させつつ、美味い店探しで車を回している。中年になってメタボ率300%だが、「死神に肩をたたかれても、美味いものを喰らって笑顔で死んでやる」が信条。写真検索で美味しそうなモノを選び、食べに行って気に入ればとことん通い倒す。でもじつは、自分で料理を作ることも好きで、かなりの腕と評判。