美術品クラスの名器で佐賀の美食を味わう「USEUM SAGA」に行ってきた!

美術品クラスの明器で佐賀の美食を味わう「USEUM SAGA」に行ってきた!
食楽web

「USEUM SAGA(ユージアムサガ)」というイベント名を耳にしたことはあるでしょうか? 美術館に飾るような器で佐賀の美食を楽しむためのスペシャルイベントとして、不定期に、佐賀県のどこかにたった数日間だけ出現するプレミアムレストランです。

 有田焼や唐津焼、伊万里焼で知られる焼き物の里・佐賀の器+豊かな海山の自然に育まれた佐賀食材+佐賀出身の気鋭の料理人。佐賀の魅力を結集させながらこれまで5回開催され、ローカルガストロノミーを堪能する貴重な機会として注目を集めています。

 昨年末、3年前の第1弾でシェフを務め、現在は福岡で活動する増永琉聖さんが佐賀に凱旋し、さらにパワーアップさせた技術や感性を再び表現する「USEUM SAGA REVIVAL」が開催されることに。情報を聞きつけた編集部は一も二もなく参加してきました。

佐賀が生んだ若き才能が躍動するフルコース

「USEUM SAGA REVIVAL」の舞台となった「ARKSカフェ」
「USEUM SAGA REVIVAL」の舞台となった「ARKSカフェ」

 2024年12月、「USEUM SAGA REVIVAL」が開催されたのは佐賀県庁北側のARKSカフェ。各回16名限定のスペシャルコースが2日間で3回展開されました。

シェフを務める増永琉聖さんは佐賀県佐賀市出身。高校卒業後からイノベーティブレストランとして高く評価される「オーグードゥジュールメルヴェイユ博多」で腕を磨き、若干22歳で佐賀のオーベルジュ「arita huis(アリタハウス)」のヘッドシェフを務めた才気あふれる料理人です。その後も福岡の「nishimura takahito restaurant」のヘッドシェフとして研鑽を積み、一旦レストランを離れて福岡のパン業界を牽引する「パンストック」でパンの研究に打ち込みます。

 そして、この12月にパティスリー「ravi」のオープンを控える超多忙の中、「USEUM SAGA REVIVAL」で入魂の料理を振る舞ってくれます。

シェフを務める増永琉聖さん
シェフを務める増永琉聖さん

 そして、ドリンクサービスで料理に華を添えるのは、福岡県大牟田市出身の園田静香さん。日本酒業界のカリスマ・千葉麻里絵さんの店『EUREKA!』で店長を務めるドリンクのプロフェッショナルです。

 この日のためにノンアルコールを含む8種のオリジナルドリンクと、厳選した佐賀の地酒を用意しています。

ドリンクサービスを統括する園田静香さん
ドリンクサービスを統括する園田静香さん